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六甲山の学び

“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.

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2020年10月18日

秋の六甲山ハイキング

朝の記念碑台からの遠望

昨日の雨が上がり今日は好天に恵まれましたが、六甲山は朝の気温が10度を下回って冷え込みました。冷え込むと現れるのが雲海です。朝のうちは雲海越しに遠くの山並みが遠望できましたが、日が差すに伴って雲は上空に消え去りました。

昨日予定していた六甲山ハイキングは本日に順延して開催されました。

延期されたので参加者は減りましたが、それでも30人以上が2つのコースに分かれて秋のハイキングを楽しみました。

2つのコースとも記念碑台に集合、自然観察のコースは、自然観察をしながらオルゴール館・高山植物園の横を抜けてガーデンテラス、みよし観音、天狗岩を巡ります。最高峰のコースは、全山縦走路を最高峰まで歩き、魚屋路を通って有馬温泉に下ります。

全員で準備体操をしてから出発します。

自然観察コースに同行しましたので、その様子をご紹介します。

最初は記念碑台の植物を観察します。

記念碑台ではアキグミがたくさんの赤い実を付けています。食べると甘すっぱくておいしい実です。

アキグミの果実

コースは主に舗装道路を歩きますが、途中で山中の登山道もありました。まだ紅葉には少し早いようですが、緑だった木々が黄色っぽく変わって秋色を感じさせます。

いろんな植物が秋の花や果実を実らせているので、ゆっくりと観察しながら歩きます。

ホツツジは花の時期を過ぎて葉は赤く紅葉していますが、白い可憐な花が残っていました。今日参加した方々への思わぬプレゼントです。

ホツツジの紅葉と花

続いて秋の定番の花達が続々と現れます。

ノコンギク

アキンキリンソウ

 

 

 

 

コウヤボウキ

ナギナタコウジュ

 

 

 

 

 

高山植物園が近づくと湿地帯の木道を歩きます。

ここにはオタカラコウの花が残っていました。

湿地帯の木道を歩く

オタカラコウ

 

 

 

 

 

紅葉にはまだ少し早いのですが、六甲山上に多いウリハダカエデは色づき始めています。果実はモミジと同様にプロペラ型です。

ウリハダカエデの紅葉

ウリハダカエデの果実

 

 

 

 

 

ここらでハイキングチームと別れましたが、ガーデンテラスで昼食の後、展望が良い南側の尾根を歩く予定です。

きっと大阪湾や彼方の山並みの景観を堪能して帰ることでしょう。

大阪湾方面の遠望

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