“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2021年8月6日
8月の六甲山は賑やかです。一日中、ヒグラシとエゾゼミの共演によるセミの大合唱が続きます。野鳥も負けていません。甲高く囀るのはソウシチョウです。今の時期に一番よく鳴いています。実はソウシチョウは各地で増えてきて、生態系への影響が懸念されるため特定外来生物に指定されている困りものなのです。
ビジターセンターでは、7月から企画展として、「2021六甲山のチョウやイモムシとなかよくなろう!」を開催中です。多様な自然環境を有する六甲山には80種あまりのチョウが生息しています。この企画展では、チョウの成虫や幼虫(イモムシと呼ぶ)の不思議やおもしろさを、子どもから大人まで楽しみながら学習できるので、夏休みの学習にもぴったりです。
標本も充実していて実物を目で見ることができます。
来場者による人気投票を行っていて、現時点での最多得票はオオムラサキです。
また8月1日には、セミを学習するイベントも開催されました。
「セミの抜け殻から六甲山の自然環境を学ぶ」と題して、参加者が抜け殻を採取し、参加者自身で種類を分類しようとするものです。ビジターセンターの環境学習プログラムの一環として、六甲山自然案内人の会が主催して開催されました。
自然環境を学ぶという意味は、標高が高い六甲山では街で見かけるセミとは違う種類のセミが生息するからです。
講師から、セミを見分けるポイントを聞いて、抜け殻集めに出発です。
ここで見分け方を覚えたら、自宅の近くでも抜け殻を見つけて分類できそうです。夏休みの自由研究に役立つのかもしれませんね。
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