“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2019年1月14日
気温5℃。六甲山記念碑台から三国池に向かう。
さて、三国池は凍っているだろうか?と思いめぐらせながら歩く。
大地を踏みしめていると、ザクザクという音に驚かされて、足元を見ると土が盛り上がり割れているではありませんか。
霜柱だ。ザクザク、サクサクと心地いい音だ。掘ってみたのが右の写真だ。何重にもなるほど霜柱ができているからこそ、土がめくれ上がるほどになるのだ。氷の力の強さに脱帽だ。
三国池には、記念碑台からおおよそ30分ほどだろうか。到着。
池の全面のうち3分の2ぐらいが氷で覆われている。三国池のたたずまいは、いつ来ても静粛で神々しい雰囲気であるが冬場は一層である。透き通った空気がおいしい。小石を投げてみたが割れない。これからどんどん氷が厚くなっていく。
昔は、この畔に別荘を建てたグルーム氏らが、スケートをするほどの厚さの氷が張っていたのである。
さて、ここで池の不思議さについて気づいてもらいましょう。
次の池の写真は、オルゴール館近くの新池とヴォーリス山荘近くの瓢箪池である。
三国池・新池・瓢箪池、いずれも今月の13日と14日の撮影です。
この3つの池をよく見てください。何か気づきませんか?
池の真ん中あたりに、どの池も小さな島があるでしょう。
昔は、六甲山の氷を池で作っていたのです。
その氷を掘り出すためには、真ん中の小島が氷を切り出す際の足場として役立ったそうです。
だから、六甲山の池は真ん中あたりに小島がよくあるのです。
アイスロードという名前のハイキング道がありますが、氷を運んだ道だったことから名前がつきました。氷を運ぶという難行をこの六甲山でしていたのには驚きです。
池の撮影を終えて帰る途中で、面白い形の葉を見つけました。
同じ幹から違う形の葉が出ています。丸い形の葉、先が分かれている葉など、カクレミノ(ウコギ科)と言います。グーチョキパーの木とも言われます。
また、ケーンケーンという鳥の鳴き声が、先ほどの瓢箪池の近くで聞きました。キジです。よし、キジを撮影しよう、としばらくじっとしていましたが、こちらの気配を察知したのか、出てきませんでした。残念。
冬の六甲山のおもしろさは、冬ならでは・・・ということが多々あります。
六甲山記念碑台のビジターセンターでは、冬場は、昼食場所を館内で設けていますし、お湯やお水のサービスもしています。ビジターセンター前の展望台は、冬場は特に遠くまで見渡せます。ぜひ健康のためにもお超し下さい。
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