六甲山ビジターセンター Mt.Rokko Visitor Center

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2020年3月12日

春スタートを切る植物たち

朝9時の六甲山ケーブルに乗り、山上駅に着くと気温は6℃。風はなく日差しがあるので歩いていると快適。ゴルフ場方面から、六甲山ビジターセンターに向かうことにする。

神戸の海を見下ろしながら、油こぶしへの下山道あたりには、赤い冬芽をしたミズキは、もうすぐ春スタート。ハンノキは、もう春のスタートを切っていました。

ハンノキ(カバノキ科)

ハンノキの枝先を見ると、長く垂れさがっているものがあります。これは、雄花で、もうすぐ花粉を飛ばします。その上の赤いのは、雌花で、花粉を待ち受ける方です。そして、赤くない少し灰色ぎみのとんがりのある卵型は、葉芽と言って、ここからハンノキの葉が出てくるのです。ということは、ハンノキは、葉っぱより花の方が、先にスタートを切ったことになります。

もう少し歩くと、日本の春を代表するサクラがありました。

ヤマザクラ(バラ科)

ヤマザクラは、まだスタートは、切っていなかったようです。今年はサクラの開花は早いと言われていますが、六甲山ではまだまだですね。しかし、このヤマザクラの芽をよく見てください。丸い形ととんがった形があるでしょう。丸い形のが花で、とんがっている方が葉です。ソメイヨシノの場合は、花が先に咲くので、丸い方が先に芽を出してきますが、このヤマザクラではどうでしょうか。楽しみです。

車道を渡って坂を上がると、コバンノキが切られたのか、なくなっていました。これは残念。ゴルフ場の芝生が見えてきたところに、アセビが咲いていました。

アセビ((ツツジ科)

アセビの花のちょうど下から撮りました。見にくいですが、花の先を見てください。花の内部が垣間見えるでしょう。よく見ると、花粉のついた雄しべがのぞいています。

ゴルフ場のクラブハウスの横を通り、日当たりのよい地面に、小さな青い花をいっぱい見つけました。

オオイヌノフグリ((オオバコ科)

オオイヌノフグリです。これが咲いてきたら、日本の春がスタートしたな、と感じるのです。ビジターセンターのある記念碑台に着くと、野鳥のウソの声が高らかに響いてきました。

みなさん、六甲山も、春がスタートしましたよ。