“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2024年8月14日
熱中症警戒アラートが出る毎日が続いていますが、今週に入って、ここ六甲山上は少しだけ涼しくなったような気がします。今日も風が吹くと爽やかで気持ちがよく過ごしやすいです。陽の当たる南斜面と日陰の北斜面を散策しました。花弁の白い淵のフリルが可愛いメガネツユクサに出会いました。朝早く開花して暑くなるとしぼんでしまいます。午後に来られた方が見たいと言うので連れて行きましたが、残念ながら閉じていました。6月頃これを見たいがいつ頃咲くかと問い合わせがありました。花は可愛いのに(サオトメバナ、ヤイトバナ)臭いにおいのヘクソカズラも、色々な植物に巻き付いて満開です。実はしもやけ、あかぎれ、ひび割れに効くそうです。
メガネツユクサ(ツユクサ科) ヘクソカズラ(アカネ科)
センニンソウとボタンヅルもあちらこちらで満開でした。センニンソウは白い花でクレマチスの原種です。実に仙人のようなひげが付いているので名付けられたようです。毒性があり別名「馬食わず」「牛のハコボレ(歯こぼれ)」といって、馬は食べない、牛が食い、歯が抜け落ちたという由来です。ボタンヅルは葉がボタンに似ていることからで、淡黄色の花です。
センニンソウ(キンポウゲ科) ボタンヅル(キンポウゲ科)
目立たないオニドコロとヤマノイモの花もあちらこちらで咲いていました。ヤマノイモは葉が対生で白い花ですが、オニドコロは葉が互生で淡黄緑色で雌花が垂れ下がっていました。ヤマノイモのムカゴは美味しいですよ。
ヤマノイモ(ヤマノイモ科) オニドコロ(ヤマノイモ科)
今が旬の花と言えば、やはりタマアジサイです。とても可愛い花ですが、かってはこの葉を葉煙草の代用としていたそうです。
タマアジサイ(アジサイ科)
クサアジサイもけなげに咲いていました。アジサイは木で葉は対生ですが、クサアジサイは名の通り草で、葉は互生です。早くも秋に咲くイヌタデも見かけました。別名アカマンマと言います。甘い香りを持ちチョウが寄ってくるため、バタフライブッシュといわれているフサフジウツギもあちこちで見られました。
クサアジサイ(アジサイ科) フサフジウツギ(ゴマノハグサ科)
まだまだ暑い日が続きますが、是非涼しい六甲山上に来て散策してくださいね。
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