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六甲山の学び

“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.

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2024年7月10日

涼やかな六甲山上の自然

今日(7月10日)の記念碑台にあるガイドハウスの午前10時の気温は24℃。
風が、そよと吹けば、何と心地良いことか。

記念碑台周辺の花たちに挨拶に行くことにする。

黄色の2種類の花が早速咲いていました。

同じぐらいの高さで咲いていますので、よく似ています。どちらがどちらかわからないとよく言われますが、こうやって比べてみると違いがよくわかりますね。

左がキツネノボタン(キンポウゲ科)で、右がダイコンソウ(バラ科)です。

キツネンボタンは、花に光沢がある感じ、ダイコンソウは、雄しべが長いですね。

実も比べてみましょう。

これも左がキツネノボタンの実で、右がダイコンソウの実です。

人間の記憶はあいまいなことが多いので、2つを同時に見れば、はっきりしますね。

ちょうどそのダイコンソウの花に、スジグロシロチョウ(シロチョウ科)が蜜を吸いに来ていました。

ダイコンソウの花から花へとうれしそうに飛んでいます。

蜜を吸っているときは、少し近づいても逃げません。

すぐ横にあるピンクの小さな花たにもとまるではありませんか。

ヤマクルマバナ(シソ科)です。花が輪のような位置で咲くことからクルマという名前がつけられたようですね。こんなに小さな花には、小さな別の昆虫も来るんでしょうね。

他県から「六甲山に、今咲いてますか」との問い合わせのある花も咲いています。

バイカツツジ(ツツジ科)です。白い花びらに赤い斑点がトレードマーク。人気の秘密はこれでしょうね。

梅雨はアジサイの季節ですが、普通のアジサイはせいぜい高くても2mぐらいですが、このアジサイは見上げなければならないほど背が高いですよ。

ノリウツギ(アジサイ科)です。ちょうど白い花が咲いています。高さ5mぐらいでしょうか。このノリウツギというアジサイは、湿地の近くでもよく見かけます。アジサイの仲間では、少し変わり者かもしれませんね。

隠れているようにさいている花を見つけました。

オオバノトンボソウ(ラン科)です。花の形をトンボに見立てた、ということだそうですが、トンボに見えますか?

最後に、2種類の花を見つけました。この花たちの共通点は、分かるでしょうか?

左は、オカトラノオ(サクラソウ科)で、右は、ネジバナ(ラン科)です。

少しわかりづらいかもしれませんが、どちらも花が根元の方から順番に咲いていきます。

ネジバナは、拡大すると、

かわいい花ですね。駐車場の芝生にたくさん今、咲いていますよ。

午後1時からは、急に天候が荒れだした六甲山。風がきつくなり六甲有馬ロープウェイは2時ごろから、運休になりました。山の天候は変わりやすいですね。

しかし、今日はたっぷりと涼のとれる六甲山でした。ぜひ、お越しくださいね。

 

 

 

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