“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2019年8月17日
今夏はとても暑いので、ゆっくり体を休めることが多いでしょう。虫たちも人間と一緒。暑すぎるときは、活動を減らして、どこかで休んでいるのでしょう。だから花粉を運んでくれる虫が少ないので、花が少ない時期でもあるのです。しかし、よく探してみると咲いている花はあるものです。
この花を初めて見た人は、その模様と形に驚くでしょう。ヤマジノホトトギスと言いますが、この名前がついたのは、花びらに鳥のホトトトギスのような斑紋があるからだと言われています。足元に咲いているので、うっかりふまないようにしてくださいね。
歩いていると、次に見つけたのは、ピンク色の可憐な花。どこかで似た花を・・・と連想するとアジサイの仲間に似ているではありませんか。
クサアジサイ
といいます。アジサイというと樹木なのですが、これは、アジサイ科ではありますが、草本なのです。また、この時期に咲くのですから、樹木のアジサイよりも花の時期が遅いですね。
おっとと、うっかり見過ごす所でした。この花は、どこかわかりますか?
一番上の方は、まだ蕾です。白い小さな花びらがあるところが咲いている所。そして、その下の丸くて白い毛が生えているように見えるのがもう果実になろうとしている所です。この果実が水玉のように見えることから
ミズタマソウ
といいます。下から順々に咲いていくのがわかりますね。
もう一つピンクのかわいい花を見つけました。でも、この花の名前を聞いてビックリ!
ママコノシリヌグイ
と言います。こんな変な名前なのは、この茎にある刺が鋭く、これで継子の尻を拭くという意味だそうです。こわいですね。
花の少ない時期ではあるけれど、六甲山の山の上は、シカもいないので、まだまだ草花たちも豊かなのでしょうね。
神戸市街地よりは、気温は4~5℃低い六甲山記念碑台へ、どうぞお越しください。今、ビジターセンターでは、チョウの特別展を開いています。
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