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六甲山の学び

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2020年10月13日

秋深まる六甲山

今朝(10/13)10時の気温は18℃でしたが、いよいよ六甲山記念碑台付近では、秋の深まりが感じられるようになりました。観察コースの一つのホテルコースでは、コマユミ、霧が谷コースでは、シラキの紅葉が先陣を切って始まりました。

写真は、シラキ(トウダイグサ科)の葉です。面白いことに、葉脈に沿って緑色なのですが、その他から紅葉してきています。どうしてそうなるのでしょうか?シラキの葉は、特にその様子が分かりやすいのです。

多くの種類の実もこの時期はありますよ。

よく周りを見ていないと見落としてしまいそうな小さな実です。花のガクの間から、実が顔を覗かしているように見えますね。実の先は、雌しべが残っているのでしょう。ツルリンドウ(リンドウ科)です。名前の通り、ツル性で、花はリンドウに似ています。

もっと小さな実を発見。

直径約8mmほどの小さな実です。これこそ少し足を止めて目を凝らさないと見つけられません。ツルアリドオシ(アカネ科)と言います。右側の実の右下側に、刺があるのが分かりますか?アリを突き通してしまうほどの刺ということから、アリドオシで、そのつる性ということで、名前がついたようです。また、よく見るとこの実には、2つのくぼみがあります。この花は2つ対で咲いて、その実は、合体しているので、実には2つの花の跡が残っているという訳です。

次にこの面白い形の実を見たことはあるでしょうか?

ゲンノショウコ(フウロソウ科)の実です。花はとっても愛らしいのですが、実は似ても似つかない形です。雌しべの根元が膨らんでいますね。この中に種ができているのです。右上の黒い雌しべのは、特に膨らみが大きいですね。もうすぐはじけそうです。はじけると神輿の屋根のような形になるので、別名ミコシグサとも言います。まだはじけているのは見つけられませんでした。

花たちも、いよいよ1年の最終ランナーにバトンが渡ってきつつあります。

キクバヤマボクチ(キク科)です。漢字で書くと、“菊葉山火口”で、葉が菊の葉のようで、山にあり、火口というのは、火打石の火付け材のこと、ということから、この名前が付いたようです。名前の付け方は、なるほどなあ、と感心させられますね。今、花は緑色からどんどん写真のような色に変わってきています。

鮮やかな紫に色づき始めた花を見つけました。

 

ナギナタコウジュ(シソ科)です。一つの花の長さは、5mmぐらいでしょうか。花は片側にばかり咲いている形がなぎなたに似ているということなのでしょう。

明後日ぐらいから、さらに寒さが厳しくなるようです。六甲山上では、冬の足音もかすかに聞こえてきそうですね。

しかし、記念碑台のガイドハウスでは、土日祝日の11時と1時半から、観察会を行っています。少し温かい服装でお越しください。

 

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