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六甲山の学び

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2018年6月29日

7月の生物季節観測は、ヘクソカズラの開花

昨日六甲山の記念碑台では、風強く横なぶりな雨、それに一寸先は闇ならぬ霧でした。しかし、六甲ケーブルで降り、阪急六甲に向かうバスの窓からは、何と青空が見えるではありませんか! やはり六甲山は、神戸の市街地の約1.5倍の年間降水量があると言われる由縁ですね。
7月の生物季節観測は、ヘクソカズラの開花です。ヘクソカズラは、つる性のアカネ科です。日当りのいい所至る所にあります。市街地にも見られます。小さな白い花で、花の上から見ると真ん中あたりが赤いのです。ヘクソカズラというかわいそうな名前なのですが、強い臭いがすることからです。見つけたら、一度少しだけ嗅いで見てください。
梅雨の花と言えば、アジサイを思いつかれるでしょうが、それに六甲山と言えば、シチダンカ(七段花)が知る人ぞ知るアジサイになるでしょう。今、このシチダンカが満開です。江戸時代末に来日したドイツ医師シーボルトが紹介して以来、発見されていなかったシチダンカでしたが、1959年六甲ケーブル沿線で見つかりました。写真にある通りヤマアジサイの八重咲です。
そして、これからの時期に楽しみなのは、木の実ができてくることです。霧が谷の観察コースでは、今、オオシマザクラのサクランボがたわわに実っています。

このオオシマザクラの実の中では、熟して黒くなってきているのが食べ頃です。見つけたらぜひ、ご賞味ください。
昨日、雨の中を記念碑台のガイドハウスに来られた方が、『六甲山花百選』のパンフレットを片手に、「このうち90種以上は見つけましたよ。」とうれしい話をしてくださいました。自然を多くの方々に、と願う私たちにとっては何よりの報告です。
植物など自然に興味のある方は、ぜひ記念碑台に訪れてください。パンフレット・観察会などいろんな情報を紹介したいと思います。

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