“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2024年4月12日
ようやく暖かい季節になりました。六甲山上の様子が楽しみです。季節の変化を感じながら東六甲ドライブウェーを走行して上がってきました。
山肌は白色や桃色などのやさしい色合いの春色に染まっています。辺りにはクロモジ、ヤマザクラ、キブシなどの花が次々と現れます。高度が上がるとともにオオカメノキやタムシバの白い花も咲き出しています。六甲山上はどうでしょうか。
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六甲山ガイドハウスに到着。準備を整えて北側の林内コース(通称ホテルコース)を歩くことにしました。
林縁部には今年もスミレが姿を見せてくれます。タチツボスミレ、ニオイタチツボスミレ、シハイスミレです。ニオイタチツボスミレの花はタチツボスミレよりも色濃くて鮮やかに感じられます。シハイスミレの花は小さくて質素な感じです。名前の由来は葉裏が紫色だからです。
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針葉樹の林内に入ると、年中変わらずうっそうとしています。
池の横を通りかかると、池は水が増えていて冬の時期の渇水がうそのようです。
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針葉樹林帯を抜けると明るい落葉樹の森です。上を見上げればお待ちかねのタムシバを発見。春の六甲山を代表する植物の1つです。高木なので上を見上げないと見逃してしまいます。花が咲く季節でなければ気づきません。六甲山の上部の遠景が望める場所で真っ白の花を発見すれば、それはきっとタムシバでしょう。近くでは気づかなくても遠方からは良く目立つのです。
続いてオオカメノキ。このコースの春に是非とも見ておきたい花です。冬の間は可愛らしい冬芽が特徴でしたが花も素敵です。この花も上空に向けて花を開くので開花すると目立ちます。
おなじみのクロモジやキブシも随所に見られます。タムシバやオオカメノキと違って低木なので目線の高さで見ることができます。キブシの花は、豆粒を垂れ下げたような付き方が独特です。
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やや湿った土手に咲くのはショウジョウバカマです。この花は薄いピンク色ですが白色やクリーム色の花もあって多様です。今年もいっぱい咲いてくれました。
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今日は一気に咲き出した花をご紹介することが出来ました。山の春はこれからどんどん進んでいき、花の種類も入れ替わっていきます。街ではお花見が終わったばかりですが、山は花盛りの季節がやってきました。六甲山にも足を運んで季節の花を楽しんでください。
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山を歩けば自然に関するいろんな発見があります。
土日祝には「山の案内人」が六甲山ガイドハウスで案内を担当していますが、その案内人がホテルコースを歩いた際に発見したことを情報提供してくださったので紹介します。
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本日、ホテルコースにてふわふわしたマリモのようなものを発見しました。
ガイドハウス蔵書の「虫こぶハンドブック」で調べた結果、
ツツジミマルフシの虫えいとのことでした。
ナイフ切断すると、中身は空で、虫は出ていったあとのようでした。
秋以降、継続して観察したいと思います。
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