六甲山ビジターセンター Mt.Rokko Visitor Center

六甲山の学び

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2020年11月1日

実ができた実ができたの季節

11月1日、いよいよ晩秋になりました。今日は穏やかな天候で、六甲山ガイドハウスの午前10時の気温は18℃でした。

ハイカーも多く、午後1時過ぎで、ビジターセンター前の広場は、300人を超えていました。ちょうどいい登山日和なのですね。

観察コースの霧が谷方面では、日差しがあると暖かく感じられます。観察コースに入ると、まず目につく実があります。

キヅタ(ウコギ科)です。甲子園で有名なのは、ツタ(ぶどう科)で少し違います。ツタのように這い上がり、ツルがもっと太くなる木ということで、キヅタと言います。これは冬でも葉が残ります。キヅタは、ウコギ科です。ウコギ科は、霧が谷コースには、他にもあります。

実の雰囲気が何となく似ているでしょう。これは、カクレミノ(ウコギ科)と言います。写真の葉は、丸い葉ですが、この木の葉の先が2裂や3裂するものがあります。その3裂する葉が昔使われていた蓑(みの)に似ていること。そして、狂言の「節分」でこの蓑を着ると、自分の姿が相手から見えなくなるという話から、カクレミノという名前になったとか。もう一つウコギ科の植物がありました。

ウド(ウコギ科)です。これもよく似た実の付き方でしょう。実の形も似ていますね。でも、初めの2種類は、樹木なのですが、これは、草類なのです。ウドの大木という言葉がありますが、これがそうです。早く成長するが、中身がスカスカで、太い割に折れやすいのです。役に立たないというような意味で使われますね。

他にも、面白い実を見つけましたよ。

ノササゲ(マメ科)の実です。紫色のさやから、マメが出てきていました。何とも言えな素敵な色なのです。

この実は、ツルウメモドキ(ニシキギ科)です。黄色いのが果皮で、赤いのが仮果皮です。葉と実がウメモドキに似ていて、ツル性なので、ツルウメモドキとなったようです。

小さな花も発見。

タニソバ(タデ科)と言います。花がソバの花に似ていて、谷筋に咲くので、その名前が付いたようです。もう葉は、紅葉していましたね。

六甲山上は、今は実の季節です。今日のハイカーの人出は、今年最高に近いのではないでしょうか?

午前と午後の観察会には、子どもたちも参加して、興味深く虫眼鏡で観察していたようです。

ぜひ、記念碑台へお越しください。