“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2019年7月21日
夏休みに入り、六甲ケーブルの周りに咲くアジサイの花に迎えられながら、六甲山には多くの子供たちや団体が訪れています。今日は、ボランティア団体による周辺のササ狩り活動も行われました。
山の案内人のボランティアの人から、「近くで実がなっている植物を見つけたがマタタビではないか」という情報をもらったので一緒に見に行きました。
マタタビとよく似た「サルナシ」という植物が近くにあるのを知っていたので、両者の違いを調べてみました。
・マタタビの実は少し細長くて先がとがるが、サルナシの実は丸い。
・マタタビの実には愕片があるがサルナシにはない。
・共に赤くて長い葉柄があるがサルナシの方が長い。
その近くによく似た植物を発見しましたが、これらの特徴から、写真の植物はマタタビ、近くの植物はサルナシだとわかりました。
マタタビは古来から薬草として知られています。リューマチ、関節痛、冷え性、神経痛に効果があるとされています(出展:日本薬草効能図鑑、ただし虫が寄生して虫こぶとなった実を使う)。
名前の由来には、「長旅で疲れた時、これを食べると元気が出て旅を続けられる」という説があり、一説だとはいえ面白い言い伝えです。
六甲山上は、植物が梅雨の雨を含んで緑が一層と鮮やかです。開花している花は、あちこちに咲くアジサイの他、足元にはキツリフネ、ダイコンソウがあちこちに見られ、色鮮やかなヤブカンゾウや、初秋を告げるヒヨドリバナも咲き出しました。見上げるとムラサキシキブの清楚な花も随所に見られます。
このように六甲山では、次々と新たな花達が姿を見せて、季節の移り変わりを知らせてくれます。まだまだこれからも見逃せません。私たちが六甲山で感じとった季節の変化をこれからも紹介し続けます。
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