六甲山ビジターセンター Mt.Rokko Visitor Center

六甲山の学び

“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.

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2023年9月7日

この色の好きな人(虫)たちは、だあれ?

今日の10時の六甲山ビジターセンターの気温は23℃。全く爽快。今夏、初めてだろう。いや今秋と言いなおします。

ヴォーリス方面と空池方面のコースを巡ることにしました。

記念碑台を出発してひょうたん池に着きますと、池に浮かんでいる花花花・・・。

スイレン(スイレン科)です。気持ちよさそうに、日光を浴びています。ハスとスイレンの違いをよく問われますが、ハスは、葉が水面より上に上がってきます。スイレンは見ての通り、葉は水面に引っ付いていますね。

花が少ないなあ、と思いながら歩いていると、あったぞ、黄色い花。

ノササゲ(マメ科)です。紫色のサヤができる豆です。花の形も不思議ですね。

ということで、今からが今日の観察の本番。

どうして、この色の花が多いのでしょうね。

ひょうたん池の近くにあった花です。

ホツツジ(ツツジ科)です。花が穂状になっていますね。それに、雌しべがグ~ンとつきでているでしょう。びっくりですね。そして、何と言ってもこの花の白とピンクの色合いがいいでしょう。

ヴォーリス山荘近くを歩くとありました、ありました。

ヤマジノホトトギス(ユリ科)です。先日、紅葉谷で、この花が数珠なりに咲いていたのを見て、これまたびっくりしました。この色合いもいいでしょう。

ヴォーリス山荘をこえてすぐのところにも花がありました。

ヌスビトハギ(マメ科)です。これもマメ科です。3枚セットの葉がマメ科の特徴ですね。なぜ、盗人かということは、この花の実ができたときに説明したいと思います。この色、覚えておいてくださいね。

この後、空池コース方面に歩いていきました。ガマが空池にありました。そこを通り過ぎて、下の池に行きますと、今まで気づかなかった花がありました。

アキノウナギツカミ(タデ科)です。この色合い、今までに出たホツツジ以降の花と似ているでしょう。この花の茎や葉柄には、下向きの刺がついています。だから、ヌルヌル滑るウナギを捕まえるときは、この花ごとウナギを掴むと、うまく握れるようです。それでアキノウナギツカミというようです。

その横にも似た花があるではありませんか。

ヤノネグサ(タデ科)です。これも花はそっくりと言いたいぐらい似ていますね。

葉の形が、矢じりに似ているから、そういう名前になったそうです。

さて、ほのかなピンク色の花が多いのは、なぜでしょうか?

この色を狙っている虫?が、この時期多いのでしょうか?

これは、今後の宿題ですね。

六甲山上は、もう秋の風が吹いています。

今から秋の花たちの出番ですね。楽しみです。

ぜひ、六甲山上に来てください。

六甲ミーツアートも実施中です。

今日は、武庫ネイチャーの団体がビジターセンターに訪れてもいました。

 

 

 

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