“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2020年2月27日
今朝(2月27日)、市街地は晴れていましたが、六甲山ケーブルに乗ると小雪がちらほら降ってきました。ケーブル山上駅の気温は3℃でした。昨晩、多少雪が降ったのでしょうか、路面の雪は解けていましたが、笹の葉には、雪が残っていました。
この写真の部分だけを見ていると、銀世界のようですね。
こんな寒さでも、花は咲いているでしょうか?と思って見渡してながら歩いていると、白い花らしきものを発見。近づいてみると・・・・・・、
う~ん、残念違いました。まだ咲いていないハコベの上に雪がかぶさっているのです。でも、キラキラ輝いていて美しかったですね。
自然観察路の霧が谷コースから六甲山ビジターセンターを目指すことにしました。霧が谷コースは、南斜面で一番春の目覚めが早いから期待できます。
早速、ケーブル山上駅よりも標高の高い所で、今年最初に咲いたヒメオドリコソウを見つけました。
このヒメオドリコソウの花にも雪の粒が残っていました。シソ科というとそんな色合いの花ですね。踊り子の風情があるオドリコソウより小さいので、ヒメがついて、ヒメオドリコソウという名前になったという説があります。
そして、その上を見ると、アセビ(馬酔木)の花が咲いていました。木の花では、ヤブツバキ以外では、六甲山の記念碑台付近では最初に咲く花です。
アセビは、ツツジ科です。六甲山には、ツツジ科の植物が多く、この記念碑台近くでも20種類近くを見ることができます。その中で一番最初に咲くのがこのアセビです。筒状の可憐な花ですね。
霧が谷コースは、急坂が続きます。一昨年の台風で、崖の一部が崩れ、先日やっと工事が全面完成したばかりです。道路等はきれいになったのはいいのですが、その反面、植物の生える脇沿いが減ってしまいました。日当たりのよい斜面は、もう雪が解けて、花が顔を覗かせていました。
アブラナ科のタネツケバナです。花の名前の由来は面白いです。この花が咲き始めたら、苗代に種もみを準備し始める時期だからという説、それから、この植物は種がやたらと飛びいたるところで種をつけることからきているという説もあります。昔の人々の植物との結びつきの豊かさが感じ取れます。
もう咲き始めたか、とうれしくなってくるのは、次の花でした。
ニオイタチツボスミレです。スミレの中でも気品のあるはっきりとした色合いを持っています。風が強いためか、今回は香りませんでしたが、ほんのり甘い香りがしますよ。
霧が谷を登り切り、記念碑台に着くと、急に雪が降りだしました。ガイドハウスの気温は、0℃でした。来館者が、体を震わせて入ってきます。倉敷から来られた方は。「六甲山というのは、こんなに寒いのですか?」と驚かれていました。今日の六甲山、今年にしては、寒いですね。「は~るよ来い!は~やく来い!」
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