六甲山ビジターセンター Mt.Rokko Visitor Center

六甲山の学び

“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.

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2024年10月8日

ようやく秋らしい季節へ

10月に入っても真夏日が続き、秋らしい気候を待ちわびていましたが、秋雨前線が通過して今朝はぐっと気温が下がり、ようやく秋本来の気候へと急変しました。

記念碑台に上がると、樹々は真夏の濃緑色から秋色に変ろうとしています。

ビジターセンター

記念碑台のブナ

記念碑台からの眺望は、空は曇天ですが大阪湾の彼方には紀淡海峡と友が島も見通せます。

記念碑台から紀淡海峡を望む

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森の中へ入れば、紅葉はもう少し先ですが黄色く色づいた葉が所々に見られます。

樹林内の様子、黄色の葉はクロモジ

 

赤く色づいた果実が実りの秋を感じさせます。

赤く色づいたサンショウの実

色づき始めたアキグミの実

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秋の草花の様子も気になります。

街では生け花によく使われるキキョウやリンドウなど、紫色の花が目を引きます。六甲山で紫色の花を咲かせているのはシソ科の花達です。****

アキノタムラソウ(シソ科)

ナギナタコウジュ(シソ科)

アキチョウジ(シソ科)

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秋の草花の代表格といえばやはり菊(キク科)の花でしょう。六甲山で最も一般的なキクの花といえばノコンギクで随所で見られます。ヒヨドリバナもよく目につきます。この花にはアサギマダラが蜜を求めてやってきます。地を這うように枝を伸ばすのはコウヤボウキです。コウヤボウキは幹を上に伸ばさず横に低く伸ばすのでは草本と間違えそうですがキク科の樹木です。なかなかお目にかからないテイショウソウもキク科で、花弁(舌状花)が細長く伸びている花がコウヤボウキと似ています。

これらのキク科の花を見ると花弁が白い花ばかりですね。すべてが白い花というのではなく、キク科の花では紅紫色のヨシノアザミや黄色のアキノキリンソウも10月の六甲山ではよく見られます。

ノコンギク(キク科)

 

ヒヨドリバナ(キク科)

 

コウヤボウキ(キク科)

 

テイショウソウ(キク科)

ショウブンソウ(キク科)

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秋が進むにつれて樹々の葉が色づいて紅葉の季節を迎えます。そして多彩な色合いの果実を実らせます。

紅葉が進むまでの季節は、足元を飾る秋の草花が目を楽しませてくれるでしょう。

 

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