六甲山ビジターセンター Mt.Rokko Visitor Center

六甲山の学び

“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.

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2022年6月14日

ガイドハウス前でシチダンカが開花

今日は梅雨入りの発表がありました。六甲山も霧の中、気温は10度少しで肌寒い気候です。

梅雨の時期の花と言えばアジサイですね。六甲山にはコアジサイを始め、様々なアジサイの花が咲きます。

私たちが居る六甲山ガイドハウスの前のスペースでシチダンカが開花しました。アジサイにはめずらしい八重咲き種です。

ヤマアジサイの一種のシチダンカは、博物学者のシーボルトが日本で採取して標本を持ち帰り「日本植物誌」の中で紹介しましたが、それ以来、日本では見つからず、「幻のアジサイ」とされていました。1959年に六甲山小学校職員の荒木慶治氏によって六甲山(六甲ケーブル付近)で発見したことで話題となりました。なおシーボルトが発見したシチダンカと六甲山のシチダンカが同一なのかを疑問視する声もあるようです。

その後、森林植物園で挿し木して増やしたものが、各地に植えられるようになり、六甲山小学校でも挿し木で栽培しています。先週には六甲山小学校から提供を受け、ビジターセンタースタッフがガイドハウス前に植えました。そのシチダンカが早速可愛らしい花を咲かせてくれました。

また今日は、ビジターセンターの展示室の展示の入替がありました。今日から「六甲山の治山対策展」が開催されます。梅雨の時期は土砂災害や水害の危険が高まります。神戸での豪雨による災害の記録を振り返り、梅雨を迎えて災害に備えようというものです。

 

記念碑台の裏の観察コースを歩くと、池の周りの樹々にモリアオガエルが産み付けた白い卵塊がぶら下がっています。毎年の恒例となっている自然の営みを観ることができるのです。

 

梅雨に入っても六甲山の楽しみ方は盛りだくさんですよ。

 

 

 

 

 

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