“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2022年5月18日
都会では、春から初夏へのバトンの日差しを感じるようになりましたが、まだ、ここ記念碑台は、
涼し気な風が吹き心地よい風情です。今日の午前10時の気温は、15℃で、ちょうどいい。
今日は、ホテルコースの花の主役たちの登場です。
ホテルコースの入り口近くで、黄色の小さな花を見つけましたよ。
黄色に見えるのは、雄しべの花粉が見えるからでしょう。サンショウ(ミカン科)です。花の直径は、3mmぐらいなので、見落としてしまいそうです。ここのサンショウは、雄しべが目立つので、雄株ということで、実はあまり期待できないでしょう。好き嫌いはありますが、私はいい香りに感じます。
道端に白く小さい点のように見える花を何とか見つけました。
この植物は、よくくっついて、子どもたちに「服にも引っ付くよ」と言うと、バッジのごとく服につけて喜んでいました。どうしてつくのだろう?と虫眼鏡でよくみると、小さな刺で引っ付いていることが分かりびっくりしていました。その植物というのは、ヤエムグラ(アカネ科)です。よくある野草ですが、花は見ていない人が多いのではないでしょうか?
小さな花びら4枚あるのがわかるでしょうか?直径1~2mmぐらいです。こんな小さな花には、それ相応の大きさの虫たちがやってくるのですね。花と虫の素敵な関係です。
茎に線が見えるでしょう。これは、稜(りょう)と言って、茎を切ると円形ではなくて、四角なのです。これは、アカネ科の特徴です。
次は、もう少し大きいですが、1.5cmぐらいの黄色の花が、ひっそりと咲いていました。群生することもあるので、そうなると華やかですが。
ニガナ(キク科)と言います。茎や葉をちぎると苦い白い液体が出てきます。この写真の花びらは7枚ですが、8枚以上なら、ハナニガナという名前にかわるので、ご注意を!!
またまた小さな可憐な花を見つけました。直径約8mm。葉の下あたりにぶら下がっています。
ツリバナ(ニシキギ科)です。長い花の柄があり、ちょうど花が吊られているように見えるので、吊花(ツリバナ)というのです。この花も注意深く見なければ、通り過ごしてしまいます。
階段を下りていて、フッと見上げると、白い花が満開でした。
オトコヨウゾメ(ガマズミ科)です。ホテルコースには、1本しかないと思っていましたが、2本目がありました。六甲山でもあまり多くない樹木です。
この場所は、記念碑台のガイドハウスを拠点として観察案内(自然探索ツアー)をしている山の案内人の方に教えてもらっていました。
花の表情は、それぞれですね。今から咲きそうな花もたくさんあります。バイカツツジ、コゴメウツギ、ヤマシグレ等々・・・。
先日、ガイドハウスに広島の方から電話がありました。「バイカツツジは、いつ頃咲きますか?}という問いでした。六甲山までバイカツツジを観に来られるとのことでした。
私たちにとっては、うれしい電話でした。年によって違いはありますが、6月10日前後に咲くのではないでしょうか。
また、今日、六甲山の自然などについて吹田から調べに来たという方もおられました。六甲山の花百選のパンフレットを手に喜んでもらえました。
今からもまだまだ花盛りの六甲山へ観察に来ませんか?
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