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六甲山の学び

“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.

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2024年10月17日

一気に秋めいた六甲山

10月に入ってからも夏のような毎日が続いていましたが、一気に秋めいて、紅葉のスイッチが入ったようで黄葉・紅葉が少し見られるようになりました。今日はヴォーリス山荘前を通ってブナの道を経て高山植物園まで散策しました。今ちょうど神戸六甲ミーツ・ア-トも開催されていて賑わっていました。

 

  

 

オオカメノキはもう大きな冬芽を付けていました。

オオカメノキ(ガマズミ科)

途中、秋に咲き花の形が丁子に似ているため名がついたアキチョウジの綺麗な青紫色の花が可愛いかった。高野山でこの枝から箒を作ったとされるコウヤボウキも見られた。

  

アキチョウジ(シソ科)              コウヤボウキ(キク科)

高山植物園では宮崎県の山の谷に咲く黄色の花のキバナノツキヌキホトトギス、紫色の花のヤマトリカブト、葉が菊のようで山に生え、葉を火口(火打石の火付け材)に利用したキクバヤマボクチ、晴れた時しか開かない紫色の花リンドウが咲いていた。お花屋さんで売られているのはエゾリンドウを品種改良したものです。

 

キバナノツキヌキホトトギス(ユリ科)      ヤマトリカブト(キンポウゲ科)

 

キクバヤマボクチ(キク科)            リンドウ(リンドウ科)

背の高い花つきのいい淡青紫色の花のシオン、山野に生えて鱗茎がラッキョウのようなヤマラッキョ、花の形が漢字の「大」に似ているダイモンジソウ、つぼみはピンクで開くと白い花のチョウセンイソギク、花の形が漢字の「人」に似ているジンジソウ、3個の小花からなる白い花のキッコウハグマ(ほとんど閉鎖花)、日光白根山で発見された白色の花のシラネセンキュウも観られた。

  

シオン(キク科)                 ヤマラッキョ(ヒガンバナ科)

  

ダイモンジソウ(ユキノシタ科)          チョウセンイソギク(キク科)

 

ジンジソウ(ユキノシタ科)            キッコウハグマ(キク科)

シラネセンキュウ(セリ科)

ヤマノイモの黄葉、シロヤシオの紅葉、ドウダンツツジの紅葉も観られ、秋になったのだなぁと感じた。

 

ヤマノイモの黄葉               シロヤシオの紅葉

ドウダンツツジの紅葉

マムシグサとユキモチソウの果実が観たが、マムシグサの実はトウモロコシの実のように粒がそろっていたが、ユキモチソウは粒がそろっていなくて、面白かった。

ユキモチソウ(サトイモ科)

紅葉もそろそろ始まろうとしているし、神戸六甲ミーツ・アートも開催されていますので、気候のいい六甲山に是非いらしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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