“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2019年9月8日
今朝(9月8日9時前)に、六甲山ケーブル山上駅の気温は、23.5℃でした。9月の季節にしては、まだまだ暑い方なのでしょうが、そろそろ初秋の花が咲き始めています。六甲山ガイドハウスからの霧が谷観察コースを六甲ケーブル山上駅の方から、逆に登りました。
4月の初めには、どんどん花が咲き始めウキウキ気分になるのですが、初秋も次に楽しみです。車道を登っていくと、左手のツルが茂っている中に、ピンク色の花を発見。
ツル性の花でキョウチクトウ科のガガイモです。これは、イモの名前がついていますが、根っこにできるイモではなくて、花後にできる角形の実をイモに見立てているのです。名前の由来は、イモに見立てた角形のサヤが割れると舟形の内側に白色の毛のある種があり、鏡のように見えます。それを『鏡芋』と呼び、それがなまってガガイモになったそうです。
霧が谷観察コースに入ると、マルバハギ、ツユクサ、ミズヒキ、ゲンノショウコ、フサフジウツギ、ヤブラン、ヒヨドリバナ、センニンソウ、ヨシノアザミなどの花々が迎えてくれました。鮮やかな紫色の花がありました。
ツリフネソウ科のツリフネソウです。花がぶら下がっている姿が、花器の釣舟に似ていることから、この名前になりました。記念碑台近くには、この同じ仲間のキツリフネという黄色の花が咲くものもありますが、これは、咲き始めるのが、1か月以上早いです。
急坂を登っていくと、左手に黄色のかわいい花が見えてきました。
マメ科のノササゲです。この植物もつる性です。3枚の葉っぱがマメ科の特徴です。これが果実になると、他のマメ科と違って紫色のサヤになるので、よくわかります。この場所を覚えておきます。そうすると、秋深くなった時の果実に出会うのが楽しみになります。
ノササゲの下を見ると、少し地味ではありますが、葉っぱの形に特徴のある小さな白い花を見つけました。
タデ科のタニソバです。花がソバの花に似ていて、谷筋のような所によく生えるから、この名前になったようです。
この他、記念碑台の周辺には、黄色に輝いている花がありました。
オトギリソウ科のオトギリソウです。この名前の由来は、少し恐ろしいのです。平安時代、鷹の傷を治す秘薬であるオトギリソウを弟が他人に話してしまいます。その師匠である兄が怒り、その弟を惨殺したところから、弟を斬ったということで、『オトギリソウ』になったそうです。その血しぶきが、この花に飛び散り黒点になっているといいます。虫メガネで実際によく見ると、小さな黒点が花や葉の裏側にあります。実際に薬効があり、今でも葉をもんで出た汁を傷口に当てる民間療法があるそうです。
六甲山の上から初秋の花々が呼びかけていますよ。『六甲山へ、いらっしゃい!!』と
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