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“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.

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2021年9月17日

夏を惜しむ花と秋を歓ぶ花

9月16日木曜日、六甲ケーブル上駅より、六甲最高峰方面を歩きました。標高約750mの山上駅の気温は約17℃。

山歩きとしては、絶好の温度でした。風も適度に吹き、歩調を共にする仲間たちと、「気持ちいい天気だね」と言いながら出発しました。

六甲山ゴルフ場への道を歩いていくと、目立たないけれどこの季節、道端に多く見られるのがこの花です。

小さな黄色の花びらのあるホソバガンクビソウ(キク科)です。細葉雁首草と書きます。

花の部分が、キセル(煙管)の雁首に似ているから、その名前がついたようです。

この花は、夏の終わりごろから咲き始めています。道端に上手に広がる技を持っているのでしょうね。

道端と言えば、こんな小さな花も咲いています。

写真では大きいように感じるかもしれませんが、花の直径は、1cmもないのです。ヤマトウバナ(シソ科)です。

山塔花と書きます。山の方にあり、塔のように花が順々に咲いていくからこの名前が付いたんですね。

小雨が降ってきたので、雨粒がついていました。

秋の花は、足元に咲く花が多いのでしょうか?

何となく見ていると気づかないのですが、よく見ると可愛い花や不思議な花は多いものですよ。

実になると、他のものに引っ付くのが得意な植物です。コメナモミ(キク科)です。

ガクから出ている先が丸いのは、腺毛と言って、分泌物が出てべたついています。

拡大すると、引っ付く秘密がわかりますね。

つる性の秋の植物も登場していました。

ツルニンジン(キキョウ科)です。花びら5枚、雄しべが行儀よく5本花びらに沿っていますね。

先日、朝日新聞のコラムで紹介されていました。

この花の模様は、何を意味しているのでしょう。

きっと昆虫に、蜜のありかを導いているのでしょう。

もう一つ、つる性の花を見つけました。

鮮やかな色のツルリンドウ(リンドウ科)です。

先程のツルニンジンよりは、随分小さい花ですが、緑の葉をバックにハッとさせられる艶やかさです。

花は、横向きの咲くようです。

花びら5枚で雄しべも5本で、これは、ツルニンジンと同じですね。

花というのは、5枚の花びらを持つのが多いようですね。

六甲最高峰に近づくと、この花がよく現れます。この花を見ると秋を強く思います。

秋を感じる理由は、アキチョウジ(シソ科)という名前からですね。( ´艸`)

花の形がインドネシアのフトモモ科のちょうじという木の花に似て胴長だからだそうです。

この色が何ともいいなあ、順番に咲いていくようだねなどと語らいながら写真を撮りました。

最高峰の下にある一軒茶屋付近の新しくデザイン化されたトイレ前で昼食をとり、魚屋道を有馬へと降りました。

今までの花は、全て草本でしたが、最後に木本の花が途中の休憩小屋近くに咲いていました。

秋まで咲いている木本の花は少ないのです。秋は草本の花が多いですね。

キガンピ(ジンチョウゲ科)です。華やかな黄色が周りに色彩を放っていました。

でも、もう実もできていますね。この花は、夏をすぎ、そろそろ終わりです。

ということで、今日の散策もそろそろ終わりです。雨は小雨でぎりぎりセーフの散策でした。

秋本番を迎え始めた六甲山です。

秋は、小さな草本の花が多いですよ。

目線を少し下にして、ゆっくり歩けば、きっと多くの花に出会えますね。

 

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