“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2021年10月3日
10月に入り、ケーブル六甲山上駅は、今日(2日)午前9時で気温16℃。ちょうどいい気分です。
今日は、宝塚方面に歩きました。
実がよく目につく季節だと感じるはずです。
まず、ピッカピカの赤い実に出会いました。
写真で見ると、サクランボのようですが、実物はもっと小さくかわいいのです。ピカッと光っているようにも見えます。オトコヨウゾメ(レンプクソウ科)と言います。だいたい2つずつの実が多いようです。同じ仲間のガマズミは、もっと実をたくさんつけますね。オトコヨウゾメといいますが、実の付き方など女性的な雰囲気です。
六甲最高峰(標高931m)の近くの階段脇には、ブナを育てている場所があります。六甲山では、約標高800m以上でしか育たないと言われています。これも地球温暖化の影響があるようです。
これは、ブナ(ブナ科)の葉です。ブナの葉の見分け方を説明しましょう。ブナの葉には、たくさんの線が入っているでしょう。これを脈と言います。真ん中の脈を主脈と言い、その主脈の左右にある脈を側脈と言います。その側脈が、葉の縁まで届いていますが、葉の縁のへこんだ部分に側脈が届いているのは、ブナ類だけの特徴です。
他の葉は、葉の縁の盛り上がったところに側脈が届くか、側脈が縁まで届かないかなのです。葉の脈を今度見てみるのもいいですよ。
次の実の特徴は分かるでしょうか?
赤い実がついている柄に何やらまだらな模様があるのが分かるでしょうか?カマツカ(バラ科)と呼ばれるこの樹木は、漢字では〝鎌柄”と書きます。材質が固く、鎌を手で持つ部分に使われたようです。ちょうど熟している頃に食べると甘いですよ。
次は、地面にはいつくばっている実を2種類見つけました。
地面にツルを伸ばして実がついているツルリンドウ(リンドウ科)です。案外、そんなに陽が差さない場所にもあるんです。不思議ですね。
もう一種類です。
ツルアリドオシ(アカネ科)です。これもツル性で、地面にはいつくばっているのですが、ここでは、見事に群生していました。大きさは、名前のごとく蟻さんぐらいですね。
六甲山では、これから咲く花もありますが、実の種類がどんどん増えていく季節ですね。
交通事故には気を付けながら、いろんな実がないか、探しに来ませんか?
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