“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2019年10月13日
台風19号が、日本に上陸して次の日の今朝、六甲ケーブル山上駅では、午前9時に、気温13℃。今秋一番の寒さです。神戸市街では、天気はよさそうでしたが、山上では、小雨がぱらつき風もまだよく吹いています。
そんな中、実りはどうかな、と思いながら記念碑台をめざしました。おもしろい形を見つけました。星型の形です。
これは、つる性植物のキヅタ(ウコギ科)です。実かな、と思いましたが、よく見ると、まだおしべが5本残っています。黄色い花びらは落ちていますので、花から実へ変わっていく途中なのでしょう。おしべがちょうど星型をかたどっていたのですね。
もう少し登っていくと、頭の上に大きな口を開けているものがありました。
実の中身を大きく開けているので、アケビ(開け実から転じた)と言います。この実は、とても甘くおいしいのですが、写真でも分かるように、黒い種がいっぱい詰まっているので、種を飛ばしながら食べるのです。台風の風でたくさん落ちていました。
記念碑台で土日祝日11時と1時30分から実施している観察会の1つのコースである霧が谷コースへ寄ることにしました。しばらく歩くと紫色の花がたくさん咲いていました。近づいてよく見ると、実ができつつあります。
ツリフネソウ(ツリフネソウ科)です。花がぶらさがっているようでしょう。それで、ツリフネソウというのです。花は茎の下から咲くので、茎の下の方は、もう緑の実が付き始めています。この実は肉質で熟すとちょっとした刺激で種子を弾き飛ばします。その頃はおもしろいですよ。
霧が谷コースは、ツル性の植物がたくさん見られますが、ツルが多くからんでいる中に、、紫色の実を見つけました。
ノササゲ(マメ科)です。こんな紫色の実は、めずらしいです。この実も熟すと開裂します。種子の膨らみがわかります。3~5個の種子が入っています。
風の吹く中、記念碑台に着くと、ガイドハウスの温度は11℃。よく咲いていたゲンノショウコ(フウロソウ科)も実ができていました。
ちょうどガイドハウスの前です。これは、熟すと種子を巻き上げます。この形がお神輿の屋根の形に似ているので、別名ミコシグサとも言われています。
今日は、台風一過ということで、来館者は少なめですが、それでも自転車で登ってくる方の休憩あり、トレイルランで道を尋ねる方ありです。
こんな天気でも、観察会ができるように、山の案内人の方々は来られています。今からの時期は、実りがたくさん観察できますよ。どうぞ、六甲山ビジターセンター、ガイドハウスにご来館ください。
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