“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2024年1月12日
新年あけましておめでとうございます。
六甲山上での初日の出とは言えませんが、朝の陽光を拝める場所に行ってみました。あいにくの高曇りで隙間から陽光が差し込む状態です。
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今年は暖冬気味なので、六甲山上では降雪はあっても積雪はまだ見られません。
新年を迎えた植物たちの様子を見たくなって、記念碑台の周辺を歩きました。
秋に咲き誇った花達は、その痕跡が残っています。まずキク科のヨシノアザミやノコンギクは冠毛が残る状態です。冠毛は風に乗って遠くまで種を運び、植物の生育範囲を広げる役割をします。
つる植物のボタンヅルも冠毛が残っています。
遅くまで花が残っていたシソ科のナギナタコウジュの花も終わっています。
秋の風物詩のススキは花の跡の状態で、風になびいて風情を感じます。
初夏の花のアジサイですが、秋から冬まで愕片が残っています。
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昨年に花が咲いた木々には、果実が多くの樹々で見られます。
見上げればリョウブの果実がなびくように垂れ下がっています。
壁や樹木に根付いているキヅタは、目玉のような果実が特徴です。
林縁部ではサルトリイバラの赤い果実が良く目立ちます。
暗い樹林内によく見られるのがアオキで、丸い果実が色づき始めました。
丸い果実は、草食性の野鳥や哺乳動物の餌となり、移動した後に糞として排泄されることで種を遠くへと運びます。
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春を迎える準備中の植物を探すと、ミズキは赤い冬芽が元気よく伸び上がって良く目立ちます。
アセビは早春に咲くのでつぼみが色づいてきました。
シロダモが花の跡を残したままで冬芽を膨らませています。
モチツツジは半落葉性なので、昨年の葉が色づいて新芽と入れ替わる前の状態です。
既に開花している植物を見つけました。ケヤマハンノキは雄花と雌花が別に咲く雌雄同株の植物で、前年の果実が残ったままで新たな雄花・雌花がすでに開花しています。
リョウブの果実
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記念碑台に上がってみると、ツルウメモドキが赤い実を付けています。
ブナの木は落葉していますが、葉が残ったままの木を見つけました。
ヤマボウシは元気な冬芽が上向きにしっかりと伸びています。
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冬の六甲山上は寒さは厳しいですが、植物たちは来年にむけての営みを続けています。思い切って冬の六甲山に登ってみれば、冬でしか見られない自然の楽しみ方が増えるでしょう。
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