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六甲山の学び

“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.

てんきとくらす

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2017年8月17日

木の実は秋の準備

暦のうえでは立秋を過ぎましたが、まだまだ夏の暑さ真っ盛り。
この暑さの中でも、
木々たちは着々と「実りの秋」を迎えるための準備を進めています。

頂部がとがった形の実は。。。

オニグルミ(鬼胡桃)
クルミ科
果実は厚くて堅い皮におおわれ、堅果(けんか)と呼ばれます。
中にある種(仁)が食用になります。

記念碑台の駐車場の奥に植栽されている、コブシ(モクレン科)の実です。

うろこのような袋果が集まってついているので集合果と呼ばれます。
熟すと赤く色づき袋果が裂けて赤い種が顔を出してきます。

六甲山自然保護センター前スロープのところの植栽では、
ゲンノショウコが可愛い花をたくさん咲かせています。

うちかがみ げんのしょうこの 花を見る 高浜虚子

ゲンノショウコ(現の証拠) 
フウロソウ科 フウロソウ属
学名:Geranium thunbergii

げんのしょうこの おのれひそかな 花と咲く  種田山頭火

薬草として知られ、ゲンノショウコ、ドクダミ、センブリは、
日本の三大民間薬と呼ばれてます。
昔から下痢止めの薬草とされていて、陰干しにした全草を煎じて飲むと、
ぴたりと効くので「現の証拠」という名がついたといわれています。
「てきめん草」や「たちまち草:太知未知久佐(たちまちぐさ)」
「医者いらず」とも言われます。
薬効成分は、赤花も白花も変わりはないそうですが、
赤色は関西に多く、白色は関東に多いと言われていますが、
ここでは、赤白、仲良く咲いている光景に出会います。

ほっと癒される可愛い花ですが、
花言葉は「心の強さ」だそうです。
これから初秋にかけて次々と可愛い花を咲かせる、 
ゲンノショウコを見に来てくださいね!

連日猛暑が続いていますが、
ここ何日か木陰に入ると通る風が
心もちやさしくなったような気がします。
六甲山に秋の気配を見つけに来てください。

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