六甲山ビジターセンター Mt.Rokko Visitor Center

六甲山の学び

“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.

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2024年7月17日

梅雨明け間近の六甲山散策

六甲山ガイドハウス朝10時の気温は22℃。昨日まで毎日雨模様でしたが、今日は時々晴れ間が見える曇り空で、風が時々吹いて涼しい山上です。今週は晴れの予報で梅雨明けは間近と思われます。ビジターセンター近くの南斜面と北側を散策してみました。ウグイスやホトトギスが気持ちよく鳴いている中、ホタルブクロが可愛らしく咲いていました。名の由来はこの花の中に蛍を入れて遊んだことといわれている。そしてまだ夏の始めなのにアキノキリンソウが咲いています。別名アワダチソウとも言い、ベンケイソウ科のキリンソウに似ていて秋に咲くから名付けられたのにせっかちですね。

   

ホタルブクロ(キキョウ科)             アキノキリンソウ(キク科)

六甲山と言えばアジサイですよね。何故多いのかというと、阪急電鉄創業者の小林十三氏が六甲山を「アジサイの山」にしたいという思いから苗を提供して下さったからなんです。6月から咲き続けていますが、まだまだ綺麗ですよ。

   

きれいなオレンジ色のヤブカンゾウ(若芽は山菜として食す。蕾は乾燥させて金針菜)、黄色のキツリフネ、まだ蕾のユリの女王ヤマユリ、六甲山に多いフサフジウツギ、熟すと美味しいサンカクヅル、ピンク色の可愛いいシモツケが見られ癒されます。

   

ヤブカンゾウ(ススキノキ科)            キツリフネ(ツリフネソウ科)

  

ヤマユリ(ユリ科)のつぼみ 咲くのが楽しみ!     フサフジウツギ(ゴマノハグサ科)

   

サンカクヅルの果実(美味) 熟すのが楽しみ!       シモツケ(バラ科)

面白い実と虫こぶが見られました。マタタビの果実はドングリのような形で食べられる(長旅で疲れた人でもこれを食べれば又旅を続けられる) マタタビの虫こぶは木天蓼という生薬になる。

  

マタタビ(マタタビ科)の果実            マタタビの虫こぶ

花穂が虎のしっぽに似たオカトラノオと気の早いアキノタムラソウも咲いていました。

  

オカトラノオ(サクラソウ科)            アキノタムラソウ(シソ科)

葉っぱの真ん中にちょこんと実が乗っているハナイカダを見つけました。葉を筏にたとえたようだ。新芽は食用にでき飯に混ぜて菜飯にすることもあり別名ママッコ、ヨメノナミダという別名もある。

人気のバイカツツジはまだ咲いていて、まだ2・3日は大丈夫そうなのでまだ見ていない方は急いで見に来てください。タマアジサイはまだ蕾ですが、咲くのが待ち遠しいですね。これからクサアジサイ、ヒヨドリバナも次々と咲くので涼しい夏の六甲山に是非おいでください。

 

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