“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2023年11月22日
暑かった夏も終わったかと思ったら、10月になっても暑い日が続き、11月に入ってようやく秋の季節になりました。私達は慌てて冬支度を始めましたが、植物も冬支度です。植物は夏から冬芽を作り始めていますが、秋になり離層を作る準備をして、紅葉(黄葉)が真っ盛りです。今日は風も無く暖かい日差しなので、散策をしました。まず目についたのがメタセコイアの黄葉です。生きた化石と言われている三角錐の形が綺麗でとても素敵です。六甲山では、黄葉はイチョウが綺麗ですが、紅葉はモミジ・ドウダンツツジ・ニシキギ(世界三大紅葉の一つ)が特に綺麗ですね。実生のウリハダカエデも紅葉していました。
メタセコイア(ヒノキ科) イロハモミジ(ムクロジ科)
ドウダンツツジ(ツツジ科) ウリハダカエデ(ムクロジ科)
夏に作られた冬芽も大きくなっていました。冬の寒さと乾燥にこれからじっと耐えて春まで過ごすのですね。もう葉を落とした、小の字のクロモジ、バンザイしたオオカメノキ、裸芽のアジサイが見られました。
クロモジ(クスノキ科)の冬芽 オオカメノキ(ガマズミ科)の冬芽
アジサイ(アジサイ科)の冬芽
アセビの花芽がいっぱいで、春一番に咲くのが待ち遠しく感じられます。この時期、花は少ないのですがヒイラギが白い花をいっぱいつけていました。ヒイラギの葉は針状の鋸歯が普通3~5対ありますが、老木は全縁の葉となる為、分かりにくい事があります。ハキダメギクも可愛く咲いていました。。世田谷区の掃き溜め(ごみを集める場所)で発見された為この名がついたそうです。
ヒイラギ(モクセイ科) ハキダメギク(キク科)
ツルリンドウ・オオカモメヅル・キッコウハグマ・アオキの果実も見られました。
ツルリンドウ(リンドウ科) オオカモメヅル(キョウチクトウ科)
キッコウハグマ(キク科) アオキ(アオキ科)
まだしばらくは紅葉が楽しめますので、是非六甲山へお越しください。
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