“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2021年8月1日
都会では、猛暑日が続いていますが、六甲山上の木陰に入り、涼風にあたりますと、生き返った心地です。
ガイドハウスを出ると、ディーディーと鳴くエゾゼミとカナカナと鳴くヒグラシの合唱が耳をつきます。
「エゾゼミは、どこに行ったら捕れますか」と今日もガイドハウスを訪ねてこられた方がいました。
これは、難しいのです。エゾゼミは、木の上の方で鳴いていることが多いから、捕るのは至難の業がいるでしょう。
道端にたまたま弱ったエゾゼミ発見。写真を撮らせてもらいました。
背中にマクドナルドの模様が入っているのがエゾゼミの特徴です。
この時期、目立った花を咲かせる植物は、少ないようです。暑い時期、やっぱり虫たちも活動を一段落しているからでしょう。
折角花を咲かせても、虫たちが来てくれなければ、役に立ちません。
一見、植物たちも夏休みのようですが、よく見ると、花々が咲き始めています。
小さめの花が多いです。ということは、小さめの虫たちは活動しているのでしょう。
どんな花が咲いているのか、記念碑台のガイドハウスを出発です。
よく似た花を見つけました。どちらもつる性で1cmぐらいの小ささです。
上の白い花が、ヒヨドリジョウゴ(ナス科)で、下の紫の花が、ヤマホロシ(ナス科)です。
どちらも花が反り返っていますね。花を反り返らす意味はあるのでしょうか?
つる性なので、他の植物に絡みついています。
よく見ないと見落としてしまいそうですね。
つる性のもっと小さな花がありましたよ。直径5mmもないでしょうか。
ヒメドコロ(ヤマノイモ科)といいます。
よく見ないと、花かどうかわからないぐらいです。
このつる性は、雄株と雌株に分かれています。
この写真は、雄株です。写真を撮って拡大して分かりました。
今度のは、花の直径5mm足らずですが、少し華やかです。
ホツツジ(ツツジ科)です。六甲山で咲くツツジ類の中では、一番遅く咲きます。
一つ一つの花は小さいですが、たくさんの花が、円錐状に並んで咲くので華やいで見えるのでしょう。
花びら、雄しべ、雌しべの姿・・・
自分の眼でみるより、写真を拡大すると、花の世界がグッと広がります。
では、今咲いている花の世界をもう一つ。
アキノタムラソウ(シソ科)です。
1cm程の花が数段輪生状に、重なっているのを見かけますが、一つ一つの花をアップした表情も素晴らしいです。
どちらかというと小さな花が多いかな、と感じる季節です。
決して、夏休みばかりではないのですね。
夏休みに入った子どもたちには、ぜひ、この花の世界をのぞきに来てほしいものです。
この土日は、ガイドハウスを起点とする観察会に来られた方々は、多かったです。
自然を親しみに来られる人々の表情を見ていますと、こちらも心が和みます。
ビジターセンター・ガイドハウスへの来館をお待ちしています。
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