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六甲山の学び

“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.

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2025年4月30日

気持ちのいい六甲山

ゴールデンウイーク中なので、人出もいつもより多く六甲山は賑わっています。今日は快晴で気温も丁度よく、爽やかな風が吹いて気持ちのいい気候です。4月になって、遅れていた花が次々と咲き始め、今は花盛りで散策するのには最高の季節です。長い間寒さに耐えてきた植物達は新芽を出し、花を咲かせ私達を楽しませてくれます。シジュウカラ・ウグイス・センダイムシクイ達も気持ちよさそうに鳴いていて癒されます。明日から5月なのに、開花が遅かったヤブツバキはまだ真っ赤に咲いています。アカメガシワの新芽は赤く、この赤い新芽でノートにスタンプを押して遊ぶことができます。シロダモの新芽はうさぎの耳のように白く垂れ下がっていました。地味ですが、多数の花が集まった頭花の形が大名行列の毛槍に似ているスズメノヤリも花盛りです。

  

ヤブツバキ(ツバキ科)             アカメガシワ(トウダイグサ科)

 

シロダモ(クスノキ科)             スズメノヤリ(イグサ科)

キイチゴのクサイチゴ(クサという名ですが、木本)、ニガイチゴ、モミジイチゴの花もさいていました。6月頃美味しいイチゴが食べられるので楽しみ~。クサイチゴ・ニガイチゴは花は上向きにつき、モミジイチゴは枝の下に付く。ナワシログミはもう赤くなっていてもうすぐ食べられそう。

 

クサイチゴ(バラ科)                 ニガイチゴ(バラ科)

 

モミジイチゴ(バラ科 )             ナワシログミ(グミ科)

アケビの雌花と雄花、実のよく似たムベの蕾がありました。

  

アケビ(アケビ科)手前が雌花、後方が雄花      ムベ(アケビ科)

コナラの花も地味に咲き、変わった花のコウライテンナンショウもあった。まだ小さいので雄株だろうと思う。大きく成長すると雌株に性転換する変わった植物です。

 

コナラ(ブナ科)                コウライテンナンショウ(サトイモ科)

ガマズミ、コバノガマズミはまだ蕾だが、それよりも早く咲くミヤマガマズミが満開だった。そして至る所でムラサキケマンが咲いていて可愛かった。

 

ミヤマガマズミ(ガマズミ科)           ムラサキケマン(ケシ科)

よく似たキランソウ(根生葉が地面にへばりつくように広がるため別名ジゴクノカマノフタ)、ツクバキンモンソウ(筑波山で発見されたため)も観られた。

  

キランソウ(シソ科)               ツクバキンモンソウ(シソ科)

タチツボスミレ、シハイスミレ、ツボスミレなどスミレ類もまだまだいっぱい咲き、イカリソウ、フタバアオイの花も観られた。

  

イカリソウ(メギ科)              フタバアオイ(ウマノスズクサ科)

ツルカノコソウ、イワニガナ、ガイドハウスのちかくでジュウニヒトエが可憐に咲いていた。

 

ツルカノコソウ(スイカズラ科)         イワニガナ(キク科)

ジュウニヒトエ(シソ科)

しばらくいろんな花が咲きますので、気候のいいこの季節に是非来てくださいね。

 

 

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