“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2019年10月24日
春と秋に神戸県民センターが開催する六甲山ハイキングはすっかり定着して、今回も多くの応募がありました。しかし、お天気の巡り合わせが悪く、10月19日(土)から翌日の10月20日(日)に延期となり、欠席者が相次いで参加者が大幅に減ってしまいました。
それでも順延となった日曜日は雨の影響も残らず、記念碑台には朝早くから多くの参加者が集まり、開催することができました。
班分け、主催者からのご挨拶、準備体操の後、「自然観察を楽しむコース」の3班と「六甲から摩耶をめぐるコース」の4班に分かれてスタートしました。
「六甲から摩耶をめぐるコース」は当ハイキング企画では初めてのコースです。そのコースに同行しましたので、コース紹介を兼ねて様子をご紹介します。
出発してしばらくは、山の案内人が観察会を行っているホテルコースを歩きます。
グルーム氏が開発に着手した別荘地の中を抜けると三国池に出ます。かつて、グルーム氏がこの近くに別荘を構えて六甲山の自然やレクリェーションを楽しみました。
秋の植物を観察しながら摩耶山を目指します。
摩耶山の東側の杣谷峠でトイレ休憩した後、穂高湖の畔で昼食です。
穂高湖は北アルプスの穂高連峰と大正池をイメージして名付けられ、湖面の前方にはシュール槍と名付けられた尖がった山も見えます。
この秋は猛暑の夏の影響なのか紅葉が遅く、色づいた木々が少ない印象です。しかし穂高湖から摩耶山に向かう道中では、秋らしい装いを感じることができました。アゴニー坂の途中には、六甲の秋を鮮やかに飾るシラキの紅葉が見られました
アゴニー坂は全山縦走路の一部ですが、急こう配が続くので東側から摩耶山に登る際の難関となる場所です。息を切らせながら13時ごろに摩耶山山頂の掬星台に到着しました。掬星台では、眼下に広がる大阪平野から大阪湾、神戸の街の景観を堪能しました。掬星台は夜景のすばらしさでは「日本三大夜景」の1つに数えられるほど有名な場所となっています。
この掬星台は摩耶ビューラインの終点となっていて、ロープウェイとケーブルを乗り継いで街に下ることができます。しかしハイキングということで、頑張って歩いて街を目指します。下り坂は急な階段などが続き、疲れた脚には堪えます。しかし楽しみも用意されていました。
摩耶の大杉は、すでに枯れてしまったとはいえど立派な姿を残していました。昭和51年に旧摩耶天上寺の火災の影響を受けて徐々に衰えて枯れたとのことです。
しかし周辺には、多くの杉の大木が元気な姿を見せています。杉は植物では最も長生きなので、未来永劫に立派な姿を残してくれると嬉しいですね。
足を進めると、足元などで秋の実りを感じることができました。
そして15時過ぎに解散場所の王子公園に到着。結構長い工程でしたが、六甲山を開いたグルーム氏の足跡をたどるように、森・池・花・紅葉・果実など変化に富んだ楽しみ方ができるコースだったのかなと自己満足しています。参加された皆様お疲れさまでした。
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