“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2016年8月7日
秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかされぬる (藤原敏行朝臣)
秋の気配を感じるには、まだ少し早いような気がしますが、
早いもので今日は 立秋、暦の上ではもう秋ですね。
みなさま 残暑お見舞い申し上げます。
六甲山自然保護センター前スロープのところの植栽では、
ゲンノショウコが可愛い花をたくさん咲かせています。
ゲンノショウコ(現の証拠)
フウロソウ科 フウロソウ属
学名:Geranium thunbergii
薬草として知られ、ゲンノショウコ、ドクダミ、センブリは、
日本の三大民間薬と呼ばれてます。
昔から下痢止めの薬草とされていて、陰干しにした全草を煎じて飲むと、
ぴたりと効くので「現の証拠」という名がついたといわれています。
「てきめん草」や「たちまち草:太知未知久佐(たちまちぐさ)」
「医者いらず」とも言われます。
薬効成分は、赤花も白花も変わりはないそうですが、
赤色は関西に多く、白色は関東に多いそうですが、
ここでは、赤白、仲良く咲いている光景に出会います。
ほっと癒される可愛い花ですが、花言葉は「心の強さ」だそうです。
これから初秋にかけて次々と可愛い花を咲かせる、
ゲンノショウコを見に来てくださいね!
・・・環境学習プログラム【六甲山の森と植物を調べよう】・・・
六甲山上の記念碑台にあります、
県立六甲山自然保護センターでは、環境学習プログラム
先日、7月31日(日)に実施されました、
夏休みの宿題お助け企画「六甲山の森と植物を調べよう」のご報告です。
主催は、ブナを植える会。
講師は、六甲山のブナにお詳しい 栃本氏です。
親子連れが対象ということで、六甲で見られるさまざまな森の成り立ちや特徴、
六甲の森が抱えている問題などについての話を分かりやすくお話され、
ご参加のみなさまは、とても熱心に聞いておられました。
講演後、講師と共に自然保護センターからはやや離れた、
紅葉谷入り口 極楽茶屋跡へ移動。
ブナ林の現地では、植樹の経緯や育成状況等について説明がありました。
自然の音しか聞こえない、厳かな空間が 広がり、ブナの株立ちが見えます。
日本を代表する、夏緑樹の王様 ブナ
ブナ(椈) ブナ科ブナ属 学名:Fagus crenata
白っぽい樹皮を持つことと、大きな木が多いことから、
林の中でひときわ目立ちます。
自然林としてのブナ林が残る六甲山ですが、
その規模は必ずしも大きいものではありません。
六甲山のブナ林は現在ごく小面積で、
山頂近くの谷部などに辛うじて残されている状態です。
しかしながら、これらのブナ林は、かつての植生の状況や環境を知る上で、
また、これからの森づくりを考えていく上で大変重要な樹林です。
六甲山にブナは、おもに海抜700m以上に点々と生育していますが、
130本程度しか残っていないそうです。
近畿地方の太平洋側に残存するブナ林は極めて少なく、
紀伊半島の中央部を除くと、金剛山、妙見山、六甲山、和泉葛城山などの
山頂付近に小面積の林分が点在するにすぎず、
兵庫県神戸市域の六甲山に残されたわずかな個体群は、非常に貴重な存在です。
絶滅が危惧される六甲山のブナを
平成5年、ブナを植える会の会員さんが、紅葉谷で立派に結実した種子に出会い、
関係機関のご協力で育苗して、
平成12年より、六甲山上の各所に植樹を始めたそうです。
今では六甲山最高峰、極楽茶屋跡、
記念碑台などに、120本前後の六甲ブナを育樹されています。
盛りだくさんの多彩な内容で、
参加者のみなさまは、夏休みの宿題のヒントになったと好評でした。
***間近の六甲山自然保護センター環境学習プログラムのお知らせ***
2016年8月11日(木・祝:山の日)9:30~14:00からは、
平成28年度六甲山自然保護センター環境学習プログラム
「人と自然の調和 防災の先駆け六甲山地」
開港150年の歴史とともに、地域の魅力に貢献が開催されます。
※雨天予備日8月14日(日)
内容:六甲山の歴史と魅力を紹介、山上の森林浴と自然観察。
トトロの森の置物など、たのしい工作をします。
集合場所、時間:六甲山自然保護センター
(阪急バス・山上バス、六甲山記念碑台下車)
受付開始9:30~ 開会10:00~
会場:兵庫県立六甲山自然保護センター
(神戸市灘区六甲山町北六甲 ℡078-891-0616)
募集対象:子どもから大人まで
募集人員:約30名(事前申し込み不要)
参加費:無料
持ち物:昼食・山歩き用の靴・雨具・服装(長袖、長ズボン)
主催:六甲山自然案内人の会
問合せ先:香西(こうざい)さん TEL:090-1441-9658
みなさまのご参加をお待ちしております。
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