六甲山ビジターセンター Mt.Rokko Visitor Center

六甲山の学び

“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.

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2023年3月21日

花の出番、始まり始まり 第2弾

今日は、天気が下り坂の予報。雨が降り出す前に自然観察をしておこうと出発。

駐車場の奥のヤブから2羽の小鳥が飛び出てきました。スズメぐらいの大きさのあまり見られない茶色の羽毛。

カメラが望遠でないのが残念。少しずつ近づくもなかなか逃げない。あと少し大きく撮ろうと思ったときに、

逃げられました。

写真が小さくて申し訳ないが、カヤクグリ(イワヒバリ科)のようだ。冬鳥で六甲山系にも来るようだが、めずらしいですね。

ビジターセンターは、午前10時で気温12℃だったが、風があるのと曇り空なので、じっとしていると寒い。

小さな花が咲いていた。オオイヌノフグリ(オオバコ科)と似ているが、もう少し小さい。

写真の左側が、オオイヌノフグリで右側は、フラサバソウ(オオバコ科)です。

フラサバソウは、とても毛深いことがわかりますね。花びらの色も若干違いますね。

この花を発見したフランス人の名前から、この名前がついたようです。

どちらの花も寒そうにしていて、オオイヌノフグリの方は、ほとんどが半分すぼんでいました。

また、小さな白い花が咲き始めていました。

コハコベ(ナデシコ科)です。雌しべの先が3つに分かれているのが特徴です。ハコベは、春の七草の一つ。

よくハビコルということから、ハコベという名前になったという説がある。この花の方がしっかりと咲いていまし

た。

霧が谷観察コースに向かいますと、一か所だけ、咲いていましたよ。

ナガバノタチツボスミレ(スミレ科)です。葉っぱをひっくり返すと少し淡い紫色をしていました。

風の当たりにくい陽だまりのような場所でした。スミレを見ると、春本番も近いなあ、と感慨深くなりますね。

その他、野草では、ミチタネツケバナ、ヒメオドリコソウなどが咲き、樹木では、アセビ、サザンカ、ヤブツバキなどが咲いていました。

この樹木は、何かわかりますか?

これは、オオバヤシャブシ(カバノキ科)です。一番左の先がとんがっているのが葉っぱが出てくる葉芽です。

その右側で枝についていて、少し先が赤く色づいているのが雌花です。その右で下向きで大きいのが雄花です。

枝の先から、葉芽、雌花、雄花の順にありますから、ハメオ、という風に覚えています。

オオバヤシャブシは、雄花と雌花が別々にあるのですね。今から咲くところですね。

クロモジもホテルコースで咲き始めたと聞きました。

今週の天気予報は、雨が多いようですが、来週になると気温も上がり、花の種類も一挙に増えそうです。

いよいよ楽しみなシーズン到来が間近になりました。

六甲山へぜひ、訪れてくださいね。山の案内人による観察会も土日祝日に実施していますよ。

 

 

 

 

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