“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2023年3月7日
今日(3/7)9時30分の六甲ケーブル山上駅の気温は6℃。先週末ごろから春のように暖かくなってきました。
昨日3月6日は、虫がうごめき始める啓蟄(けいちつ)。虫が動けば花も開く。ということで、
今日は霧が谷観察コースで花を探すことにしました。
まずは、何か垂れ下がっていました。
この垂れ下がっているのは、ケヤマハンノキ(カバノキ科)の雄花(おばな)です。向こう側に松かさのような実がぶら下がっているのもわかりますね。では、雌花(めばな)は、どこかわかりますか?
垂れ下がっている雄花の上にある赤い部分がありますね。それが雌花です。拡大しますと・・・、
この通りです。ケヤマハンノキは、葉が出る前に花が咲きます。赤い所に白く見えるのは、雌しべでしょう。雄花と雌花が同じ木の違う場所で咲くのですね。咲く時期をお互いずらして自家受精することを防ぐこともできますからね。
ハンノキの仲間は、水辺や湿地の多い所によく育つのですが、このケヤマハンノキは、そこまで湿り気が多くなくてもいいようです。
このコースの一番標高の低い場所に着くと、もうすぐ咲きそうな蕾を見つけましたよ。
ミヤマシキミ(ミカン科)です。ミカン科と言えば、ミカンの芳香を思い出しますね。ミカン科の植物は
よく香るようです。このミヤマシキミも香り漂いますよ。白い花びら4枚の花が咲くのが楽しみです。
次は樹木の花だけではありません。日の当たる地面を見ながら登っていると咲きそうになっていましたよ。
ミチタネツケバナ(アブラナ科)です。もうすぐ花が開きそうですね。タネツケバナは、実が熟すとタネが四方八方へ飛び散りいたるところで発芽します。繁殖力が強いので、種付け馬の意味合いを借用して、タネツケバナの名前がついたようです。
ヒメオドリコソウ(シソ科)です。赤紫色の葉の間から、ピンク色のかわいい花が出ているのがわかるでしょう。
ピンクより少し濃い色のある所は、蜜標と言って、そこに蜜があるよ、と虫たちにお知らせしているのです。
でも、私が見ている間には、虫はやってきませんでした。啓蟄をすぎてもまだ六甲山上では、虫の動きはボチボチなのでしょう。
これから、1か月で、一挙に花が咲き始まます。ぜひ六甲山の自然を探しに来てくださいね。
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