“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2024年6月11日
6月11日の記念碑台付近の天候は、涼やかな晴れ、午後2時でも気温21℃。
樹々の枝がそよぐのを見ると、思わず気持ちのいい季節だなあ~なんて言ってしまうほどだ。
春先は黄色の花が多いとよく言われる。今の時期は、白色が多いようです。
さて、どうしてでしょうか?
記念碑台の駐車場には、今、白色とピンク色、赤色の混じった下の写真のようなハコネウツギ(スイカズラ科)の花が咲いています。
3種類の花が咲いているように思いますが、同じ花が色を変えていくのです。
下の写真を見て、白→ピンク→赤 なのか 赤→ピンク→白 かわかりますか?
先日、少年団の子供たちが来たので、同じ質問をしましたが、バッチリわかっていました。
白色と赤色の花の中を比べますと、どちらが新鮮そうですか?
もう2枚写真を追加しますね。わかりましたか?
白の方が、きれいですね。ということは、白→ピンク→赤 なのです。
ちなみにハコネウツギの咲き始めの木の様子です。
花の色は、白ばかりですね。
もう1種類、こんな花が、同じ時期に咲きます。
同じスイカズラ科のスイカズラです。つる性植物の花です。今度は黄色と白色です。この花も色が変化します。
黄色→白色 でしょうか? 白色→黄色 でしょうか?
どちらの花が新鮮そうですか?それだけでわからない方のために・・・
近くに、それがよくわかるスイカズラがありました。
このスイカズラの木は、咲き始めです。ピンクに見えるのは、つぼみです。そして花が開くと何色ですか?
そう、白色しかありませんね。だから、このスイカズラは、白色→黄色 に変化するのです。
またまた、色の変化する植物を見つけましたよ。
マタタビ(マタタビ科)という植物の葉です。これも今、白くなり始めたばかりです。もうすぐ花が咲くという時になると、葉の一部が白くなり始めます。この枝の下をのぞいて見ると、
花のつぼみが付いています。花が咲く時期に合わせて葉が白くなるのです。でも全部の葉が白くなるわけではありません。白色と緑色とで、ツートンカラーなのですね。
このマタタビの花が終わると実ができるのですが、一服した旅人がその実を食べると、また旅に出かける元気が出るということで、マタタビという名前になったとか。
ハコネウツギ、スイカズラ、マタタビと白色が、やはり虫たちを呼ぶ色になっていることは間違いありません。
では、どうして白色なのか?
周りの木々の緑色が深くなってくるこの時期、白色が目立つからでしょうか?また、白色は、全ての色を乱反射しているので、虫たちにとって色や光をとらえやすくなっているのでしょうか?
そういうふうに考えを巡らせることが楽しいですね。
最後に、一言・・・
今年も貴重種のササバギンランが記念碑台の近くで咲きました。
写真のように、柵で囲んでわかりやすくしていました。自然はみんなの財産という思いで見ていただければありがたいです。
ということで、まだまだいろんな多くの花が咲いている六甲山です。ぜひ、気持ちよさを味わいに来てください。
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