“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2020年7月16日
7月15日朝、9時過ぎに六甲ケーブル山上駅に降りるとひんやりする。温度計をのぞくと18℃。この時期にすると涼しいものである。さすが六甲山、と一人納得。
山上駅を出ると、パッと視界が開ける。目に飛び込んできたのは、今日は涼し気に見えるネムノキ(マメ科)の赤い糸だった。
山麓周辺では、もう満開だが、ここ六甲山上では、咲き始めたばかり。この赤い糸のような先に点々とついている丸いのは花粉である。ということは、この赤いのは雄しべ。では、雌しべは?この雄しべの中に、赤くなく白色で混ざっているそうである。眼を凝らして雌しべを探したが少し離れているため見つけられなかった。
バス道を記念碑台に向けてを登り始める。ヒメシャラの大木を過ぎると足元に小さな白い花。
雨に濡れたミツバ(セリ科)の花である。雨に濡れた葉を1枚拝借して、手で揉むと香しさが広がる。ミツバは、その名の通り、三出複葉と言って、三枚の葉が出ているように見える。
ツリバナやイワガラミなどを左に見ながら、ふと右側斜面に目がいくと、梢の間に何やら小さな花らしきものが見えた。車道を横切る。
ムラサキシキブ(シソ科)だった。シソ科というのは、紫色が多い。ムラサキシキブは、花と同様、実もムラサキである。今咲き始めたばかり。昨日は大雨だったので、天候が回復した今日、満を持して綻び始めたのだろう。
先日の大雨まで黄色いアサザの花を咲かせていた地蔵池を過ぎると、葉の裏側にひっそりと咲いている黄色い花を見つけた。
キツリフネ(ツリフネソウ科)である。この花も咲き始めたばかりで、周りにはこの植物の葉が群生している。写真にある通り、船が釣り下げられているような様だ。今は、咲き始めでひっそりとしているように見えるが、やがて賑やかになることだろう。
六甲山ビジターセンターの近くになると、オカトラノオやホタルブクロが咲いている。そして、最後にピンク色のこれまたかわいい花が見えた。しかし、これは、かわいいでは済まされない花なのである。
ママコノシリヌグイ(タデ科)である。変な名前であるが、それとこの花がついている茎の鋭いトゲが関係ある。
知らずに触るとえらい痛い目にあう。このトゲから、この名前の由来を想像頂ける方は、このトゲより鋭いかもしれませんね。
と言っている間に、六甲山記念碑台ビジターセンターに到着。今日から、館内では蝶の特別展が始まりました。
夏休みの子どもたちには、ピッタリな展示です。多くの子どもたちの来場を待ちかねていますよ。
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