六甲山ビジターセンター Mt.Rokko Visitor Center

六甲山の学び

“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.

てんきとくらす

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2018年5月23日

雨の六甲山の花々の趣向はいかが?

六甲山ケーブル山頂駅は、午前9時で気温12℃。肌寒く感じます。おまけに今日は、しとしと降る雨です。
うっすら霧がかかる中、5月の生物季節観測のミズキが満開でした。5月12日にミズキの開花報告がありました。ミズキという名前でよく街角で咲いているのは、同じ仲間のハナミズキですね。それに対してミズキは、標高の割合高いところにあります。ミズキ(ミズキ科)
ケーブル山上駅から、ゴルフ場方面に向かうと、ヤマツツジの赤に代わって、ヤブウツギの真っ赤な花が現れました。ウツギ類が増えてくると、梅雨も近いなあ、という思いになります。ヤブウツギ(スイカズラ科)
雨にぬれる花々を楽しんでいますと、目の前をリスが横切りました。カメラを取り出しましたが間に合いませんでした。残念!
雨が降っても下を向いて咲いていれば大丈夫、というように小さなスノキの花を発見。スノキは、漢字で「酢の木」と書くように、この葉をかむと酸っぱく感じます。昔の旅人は、栄養補給と味を楽しみながら、旅をしたのかもしれませんね。スノキ(ツツジ科)
道端を見下ろすと、マンネングサの仲間が、雨に打たれながらも天に向かって咲いているではありませんか。小さいけれど力強さを感じます。メキシコマンネングサ(ベンケイソウ科)
ガイドハウスの来館者に、「生憎の雨ですね」と声をかけますと、「雨の山は、いい匂いがするから」と言われるのです。なるほど、そういう楽しみ方もあるのだな、と納得しました。
六甲山でいろんな楽しみ方を探しに来てください。

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