“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2015年8月25日
濃霧の中、秋を感じさせるミズヒキの花が
ひっそりと咲き始めていました。
一見、あまりにも小さな花で、見落としてしまいそうです。
葉は幅広い楕円形でやわらかく、黒い斑紋があることが多く、
鼻緒のようなきれいなハの字の班があります。
このミズヒキの花、一つの花は直径約5mm。
ちなみにタデ科の特徴をまもって花弁は無く、花に見えるのはガク。
よく見ると4枚でできていて上の3枚が赤、
下の1枚が白という紅白です。
そこから祝いに使う紅白の水引に似ているということで、
ミズヒキ(水引)という名がついたそうです。
台風の影響で風も強くなってきて、マクロ撮りには、大敵。
撮影は、なかなか難しかったです。
小さく目立たない上に、すぐ閉じてしまいます。
先端がカギ状になった小さい実なってしまうのです。
このカギで動物の体や人の衣服にひっかかり、遠くまで種を運ぶ、
いわゆる、ひっつき虫です。
ミズヒキ(水引)
タデ科ミズヒキ属
学名:Antenoron filiforme
古来その姿・形が愛でられ、詩歌に詠まれたり茶花や生け花に利用されてきました。
花が咲いている時期の全草は、止血、腰痛、胃痛に効果があるそうで、
生薬名:金線草。
止血、鼻血、内出血、腰痛、胃痛の痛みを緩和する薬として用いるそうです。
記念碑台の六甲山ガイドハウス、今朝10時の気温は19℃
台風の影響で朝から風が強く、霧が出て、時折、激しい雨も降りました。
台風が通り過ぎると、六甲山上も少しずつ 秋の色合いに変わって、
秋風に揺れる野の花を愛でる日も、もうそこまできています。
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