“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2020年5月29日
5月26日(火)より、ようやく六甲山記念碑台のビジターセンター及びガイドハウスが再開されました。4月13日からの閉館でしましたので、約1ヶ月半です。
しかし、その間も季節の変化は、いつも通り。そう考えると新型コロナに影響されない自然は強いですね。六甲山に照りつける陽射しも随分暖かくなりました。
早速、植物たちの顔ぶれを拝見に散策を始めました。
葉柄(葉のつけね)の辺りから、花穂が出ます。それが、亡霊の静御前とその亡霊に取りつかれた菜摘女の二人が全く同じ姿で舞うことが、フタリシズカの名の由来のようです。しかし、この写真をよく見ると、3本花穂がありますね。あと一人は、だれの亡霊でしょうか?この花穂は、2本が多いのですが、1本から数本出るようです。ちなみに、センリョウ科ですが、センリョウ科の植物は、葉の上側に花や実をつけるみたいですね。
六甲山には、ツツジの種類が多いです。そのうちの一つのウスギヨウラク。花柄に細かな毛がたくさんありますね。この名前の由来は、花の色が淡黄色のウスギと花の形が、仏像の首飾りの装飾である瓔珞(ようらく)に似ていることから、ウスギヨウラクになったそうです。別名、ツリガネツツジとも言われ、これは、形をみれば一目瞭然ですね。もうすぐこの花たちは、終わりのようでした。
今春のサクラの開花は早かったのですが、4月の気温は例年よりも低かったため、その後の花の開花は、全体に若干遅めのようです。
先程、少し遅めと言いながら、オオモミジの翼果がもう見られてびっくりします。開花は、4月末前後と考えると、実がなるのは早すぎます。図鑑にも実は7~10月となっています。しかし、今目の前にあるのは事実。どうなっているのでしょうか?自然界の不思議でしょうか?不思議と思っているのは、人間の方だけでしょうか?
新型コロナの影響で、外出自粛となり、イチゴ類の花を今春は多く見過ごしてしまったのが残念です。ニガイチゴの花が辛うじて残っていました。ニガイチゴという名前から、苦いイチゴというイメージですが、苦いのは、その中の種です。上手に種を噛まないようにして、実だけ食べると案外いけるかもしれませんね。
花は見られなかったにせよ、やっぱりイチゴは今から食べられる時期が問題です。実の季節は6月。おいしいナガバモミジイチゴはもうすぐですよ。
イチゴ目当てにも、六甲山においで下さい。観察会では、ナガバモミジイチゴの場所を通りますからね。
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