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六甲山の学び

“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.

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2020年8月6日

六甲山上の個性豊かな真夏の花々

午前10時前で、気温24℃の記念碑台ガイドハウス、深緑の木陰に入り風が吹けば、居心地よく爽やかです。

盛夏は、気温が高くなり虫たちの活動が一段落するので、花の咲く植物は、少なくなります。

そんな時期に咲く花は、やはり個性豊かではないでしょうか?

朝一番に見つけた花は、白い花でした。

 

白いおひげがたくさんついているのはキカラスウリ(ウリ科)の花です。夜咲く花なので、昨晩から開いて、今朝、まだ残っていたのでしょう。夜によく目立つ白い糸状の花びらで虫たちに、アピールしているのです。闇にこの白いフワッと花が浮かび上がると、ちょっと涼しくなるでしょうか?

次に遠くから、鮮やかなピンク色の花を見つけましたよ。

たくさんの花が集まっています。一つ一つを近くで見ると華やかな花の集団だということがわかります。ツルボ(キジカクシ科)と言います。6枚の花弁と6個の雄しべが煌びやかですね。花は、下から順番に咲いていくようです。上の方は、まだつぼみですね。咲く時期をずらすことで、全体として花の咲く時期を長くして虫たちを歓迎しているのです。

その近くに面白い形の花を見つけました。

マメ科のホドイモと言います。花の正面がどこなのか、ちょっと迷いそうですね。この季節はつる性の植物の花も多く見られます。

賑やかなつる性の花がありました。

葉の形をよく見てください。ボタンの葉に似ているでしょうか?ボタンヅル(キンポウゲ科)というつる性の植物です。真っ白な花弁は、太陽の光を受け、精一杯輝いて眩しいほどです。これに似ているつる性植物にセンニンソウがあります。

そして、数日前より記念碑台付近で、奇妙な形の花が咲き始めました。

花びらに、鳥のホトトギスのような模様があるので、ヤマジノホトトギス(ユリ科)と言います。咲き始めたばかりで、まわりには次に咲くつぼみがいっぱいあります。花粉を先につける雄しべがどれかわかるでしょうか?

六甲山上では、新しい季節の花が咲き始めています。一番暑い時期を境に、交代するようにも思われます。

また、実のなる植物も増えています。

土日祝日は、ガイドハウスをスタートにして、観察会を11時と13時半から、1時間程度で実施しています。(無料・予約なし)短い今年の夏休み、ご家族でのお越しも大歓迎です。

ぜひ、個性豊かな花々を発見しに訪れてください。

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