“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2022年4月28日
今日の六甲山記念碑台は、ちょうどいい陽気で、爽やかな風が吹いてきます。
記念碑台からダイヤモンドポイントをめざして歩きました。
まずは一面に白い花が咲いていました。
ニガイチゴ(バラ科)の花の群生です。「わあっ、きれい!」と花を思わず触りたくなるかもしれませんが、ご用心。イチゴという名前がつく植物は、ほとんどに痛い刺があります。ニガイチゴという名前ですから、苦い味かというと、案外美味しい時もあります。実は6月頃、一度ご賞味あれ!!
その横に、黄色の花が、僕も咲いているぞ、とアピールしているではありませんか。
ヤブヘビイチゴ(バラ科)です。同じイチゴと名前についても、先ほどの白い花のニガイチゴは、樹木ですが、この黄色の花のヤブヘビイチゴは、草本なのです。たくさんの雄しべが花粉を湛えながら、涼し気に揺れていました。もう一つ、その隣に紫色の花がにらんでいます。
ムラサキケマン(シソ科)です。紫色の多くの花が折り重なったように見えます。写真ですと大きさが分かりにくいですが、この一つの花の長さは1.5cmぐらいです。
少し歩いていますと、スミレにも出会います。
ツボスミレ(スミレ科)です。このスミレが咲き始めると、とうとう華やかだったスミレの季節も最終版を迎えたな、と感じるものです。別名ニョイスミレともいいますが、他にニオイスミレという種類もあり、名前が紛らわしいので、ツボスミレ、と呼ぶようになったとも聞きました。でも、実際は葉の形が丸くて壺のようにも思えます。
下ばかり向いていて、上を見上げると真っ赤な色が目に飛び込んできました。
ヤマツツジ(ツツジ科)のつぼみです。もう少しで咲くなあ、と思っていると・・・
すぐ近くに、咲いていました咲いていました。ヤマツツジが咲くと、グッと春も深まったな、という思いになるのは、私だけでしょうか。コゲラが私の目の前の木にとまったので、今がチャンスとばかりに、カメラを構えた瞬間、飛び去ってしまいました。鳥は難しい。
そうこうしていると、ダイヤモンドポイントに着きました。記念碑台から、約40分程度のところを1時間かけて歩いてきました。
ダイヤモンドポイントから、北西側に位置する丹生山系が見渡せました。気温が上がっていることもあり、少し靄っとしているのが残念でしたが・・・。
ダイヤモンドポイントから三国池方面に歩を進めると可憐な花を発見。六甲山上にも咲き始めましたね。
チゴユリ(イヌサフラン科)です。下を向いて咲くので、下から撮影しなければなりません。
大きい花のように見えますが、チゴユリのチゴは稚児と書き、小さくてかわいい、という意味です。だいたい1.5cmぐらいの大きさの花です。
今日最後に紹介する花は、ツル性です。
アケビ(アケビ科)の花です。左側は雌花で、右側の小さないくつかは雄花です。アケビは、雄花はたくさんつくのですが、花の大きさは、雌花が雄花の倍ほどあります。
この季節は、歩けば歩くほど、いろんな花との出会いがあります。正に花旅です。
この絶好の季節の一時をぜひ六甲山でお過ごしください。
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