“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2021年8月26日
8月26日朝9時には、ガイドハウスの気温が早くも25℃になっていました。
風が吹くとまだまだ心地よいのですが、風が止むと湿気がじっとりという感じです。
長雨続きの夏だったので、植物たちもさぞ困ったことでしょう。
それでも開花植物の顔ぶれは、少しずつ交代しています。
今日は、まず霧が谷コースを歩きました。
まずは、ヤマジノホトトギス(ユリ科)。漢字では“山路の杜鵑”
山の道端に生えて、鳥のホトトギスのような斑紋があるのが名前の由来とか。
次の花と比べて、何か似ているところを発見してみてください。
この花は、ツリフネソウ(ツリフネソウ科)です。
さあ、先ほどのヤマジノホトトギスとこのツリフネソウの花の付き方で、似ているところはありませんか?
よく比べてみると、どちらも大きく開いた花と小さい、またはつぼみがペアになっていることがわかるでしょう。
2つ以上の花がセットになっているのには、訳があります。
これは、開花時期をずらして、少しでも咲く時期を長くしているのです。受粉のチャンスを長くしているのですね。
次の花も道端で見つけました。
ツルボ(キジカクシ科)と言います。左側と右側の写真で、違いが分かりますか?
だんだん、下から花が咲いていってるのに気づくと思います。
下側の写真では、一度に全部咲いているように見えますが、上側の写真から、下から順次咲いているのが分かると思います。こうすれば、全体としてより長く開花できるという訳です。ツルボさん、考えましたね。
あとは、2つの楽しく可愛い花を見つけました。
まずは、ツル性のノササゲ(マメ科)です。この時期ぐらいには黄色い花をマメ科では、よく見かけます。
この実のさやの色は、珍しく紫色です。この花が咲いている場所を覚えておいたら、楽しみになりますね。
最後は、変わった形の花です。
ホドイモ(マメ科)と言います。1cmにも満たない花で、小さな赤い花びら以外の花びらは目立たないので、たくさん咲いてても見過ごしそうです。花びらは何枚あるでしょうか?これで虫たちに見つけてもらえるんでしょうか。イモと名前が付くくらいですから、地下で根茎を伸ばして成長していけるようになっているようです。
この暑さでも、バトンを渡しながら花たちは、懸命に咲き続けています。
これらの花を持って、残暑お見舞い申し上げます。
そして、残り少ない夏を六甲山で過ごしに来てください。
現在2時30分過ぎで、気温は26℃ですから、あまり上がっていません。
風が吹くと心地よいですよ。
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