“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2021年12月25日
2021年も残すところ、1週間となりました。
人間界では、コロナ禍の2年目で伸び伸び観が、味わいにくかったですね。
しかし、ここ六甲山上の自然界では、全く意に介さない四季の移ろいが、心を和ませてくれました。
2021年の自然よ、六甲山よ、ありがとう。
でも、自然界には2021年から2022年への冬の試練があるのです。
コメナモミ(キク科)の実です。中にタネがあるのが見えるでしょうか?水が氷る冬ですから、水分の少ないタネに命を繋いでいくのですね。
小さな丸いものがいっぱいついていますが、これは腺毛といって、ベタついて、他の何かに引っ付いて運ばれようとしていたのですが、
これは、運ばれないで枯れていく運命ですね。
これは、イタドリ(タデ科)と言います。真ん中にタネがありますね。
若葉を傷薬にしていたようで、痛みを取る⇒痛みとり⇒いたどり、というふうに名前がついたようです。
しかし、イタドリを漢字では“虎杖”と書きます。
これは、イタドリの茎の模様が虎の縞模様に似て、その茎は、杖になるということからだそうです。
陽光を浴びて輝くススキ(イネ科)の穂がありましたので、ついつい写してしまいましたが、感動をお伝えするのは難しいですね。
ススキの実を拡大してみました。ススキをゆすってみると、この毛を羽根にして、勢いよく飛んでいきました。
来春に、うまく発芽できるかなあ?
オオシマザクラ(バラ科)の冬芽です。この中には、来年の葉や花がいっぱい詰まっているのですね。
冬の寒さを防ぐために、鱗のようになっているので、芽鱗ともいいます。
オオシマザクラは、ソメイヨシノのお父さんです。
桜餅にある葉は、このサクラの葉で、クマリンという成分があり、いい香りがします。
六甲山の寒い冬を逞しく生き延びるんですね。
そして、2022年の幕開けは、・・・
ビジターセンターの駐車場から、上の園地を上がる階段が一新しました。
枕木の階段がだいぶ朽ちてきて、危険だということで、この年末に工事をしていました。
ようやく完成したばかりです。
2022年、どんな年になるでしょうか?
しあわせは、心の内にある言います。
心の内より幸せを作っていきたいものです。その架け橋は、六甲山の自然界にきっとありますよ。
2022年の自然よ、六甲山よ、よろしくね。
では、よいお年を!!!
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