2025年7月8日
7月に入って猛暑日の連続です。
六甲山も日中は陽ざしが暑いのですが、涼風が涼しさを運んでくれます。
ゴルフ場はまさに緑一色です。夏鳥たちも声高らかに囀っています。お馴染みのホトトギス、ソウシチョウに加えてキビタキやホオジロの声も聴かれます。
声は聞こえど姿は見えず、しかしホオジロだけはサービス精神が旺盛です。電線にとまったので撮影できました。
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道端には夏らしい花も咲き出しました。ヤブカンゾウです。
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今の季節に樹木に咲くのは白色の花が多く、クマノミズキの花も目立ちます。この花は六甲山の6月によく見る同類のミズキよりも開花が1か月ほど遅いので今が見頃です。ミズキは花が終わって実が大きくなってきました。
クマノミズキの花
ミズキの果実
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他にもリョウブ、イワガラミが白い花を咲かせています。
リョウブの花(蕾)
イワガラミの花(装飾花)
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春から初夏に花を咲かせた樹木の多くは今からが実を膨らませる時期です。
クリの木は実の赤ちゃんができています。
クリの実(赤ちゃん)
マタタビも花が終わって細長い実の形ができてきました。マタタビよりも早く花を咲かせた同類のサルナシは、実が大きくなってきました、サルナシはキウイフルーツの原種なのでキウイのような美味しい実です。
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少し足を延ばして縦走路を最高峰方面に車で走ってみました。
アリマウマノスズクサの開花状態を確認したかったからです。予想どおりたくさんの花が咲いていました。
よく見ると黒いものが見えます。ジャコウアゲハの幼虫です。毒々しい姿ですが体内にも毒素を持っています。アリマウマノスズクサの葉から毒素を摂取して捕食者から身を守るのです。
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ガイドハウスに戻ってビジターセンターに上がると涼風が爽やかです。
玄関横の植栽をよく見ると小さな花が咲いています。キジョランです。
アサギマダラの幼虫の食草として知られています。今年もアサギマダラが見られると良いですね。
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六甲山は街よりも標高が高いので爽やかですが、六甲山の最高峰の高さ(標高)をご存じでしょうか。
答えはビジターセンターの南側に開けたテラスへ行くとわかります。
展望も良いのでぜひ見に来てください。