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2023年2月28日

冬の木の芽(冬芽)の表情をを知っていますか 第2弾

今日(2/28)のケーブル山上駅の9時30分の気温は、4℃で、一週間前と比べて7度上昇。寒さをあまり感じない。

今日は、六甲山ゴルフ場方面から記念碑台に向かうことにする。

木から濃い赤色のものがぶら下がっています。

ケヤマハンノキ(ハンノキ科)です。濃い赤色でぶらさっがっているのは、この樹木の雄花です。ここから花粉がたくさん飛んでいくのですね。丸い茶色は、昨年の実が残っているのですね。

歩いていると、ネックレスの模様のある樹木を見つけました。

トゲトゲがたくさんありますね。これはタラノキ(ウコギ科)と言います。天ぷらにしたらおいしいと言われるタラの芽は、この一番上から出てくるのですが、昔の人は、毎春1回目と2回目ぐらいしかこの芽を採らないのです。あまり何回も採るとこの木が枯れてしまうことを知っていたのですね。この写真の下の方にはネックレスのような模様があるでしょう。このポツポツの小さな穴は、葉っぱに水や栄養を送っていた管です。ということは、ここに葉っぱがついていたことになりますね。だから、この場所を葉痕(ようこん)と言います。

また、トゲトゲを見つけました。

これは、ナガバモミジイチゴ(バラ科)のトゲトゲです。黄色のとっても美味しいイチゴの実がなります。記念碑台周辺は、たくさんあるので、ぜひ実のできる頃に来てくださいね。

記念碑台の駐車場に着くと、大きなカメラを構えた方々が4~5人いました。「ウソが見られてよかった。」とか「カヤクグリも見ました。」などと話してくれました。

駐車場にある木の芽です。

タムシバ(モクレン科)があります。毛がたくさんあるのが花芽です。左のこん棒のような芽は、葉っぱの芽で葉芽です。

観察コースの入り口にあるのが、ブナ(ブナ科)の木です。

ブナの木の芽(冬芽)は、端正なウロコ状です。このブナは、枯れ葉がたくさん残っています。六甲山では、標高800m以上でしかブナは生育できないようですが、記念碑台は、ぎりぎり標高800ぐらいです。よく育ってくれるといいのですが・・・。

これは、何に見えるでしょうか?

とっても小さな実で、中にタネが詰まっていたのです。コアジサイ(アジサイ科)です。梅雨の前ぐらいに咲いて、仄かないい香りのする花です。この写真の状態では想像できないですね。

今度は大きな木の芽がありました。

ホオノキ(モクレン科)です。この木の芽の長さは、約3cmぐらいです。この中に長さ約45cmにもなる日本で最大の葉っぱがかくれているのですね。すっごいですねぇ。

木の芽を見ているとキリがありません。

野鳥観察の方々は、ウソのオスは一羽で、メスは四羽いたと言って帰られました。六甲高山植物園の方も、初春の高山植物園のチラシを持参してきました。今は土日だけがオープンですが、3/18より全面的な開園となります。

さあ、春になるのも待ったなし、になってきましたね。明日からは3月。暦の上でも春になりますね。

 

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