“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2023年4月27日
今日10時のガイドハウスの気温は9℃。意外に低いのですが、風はなく日差しがあるので日向に出ると大丈夫。
日当たりのいい霧が谷コースの花を探しに出かけました。
早速、オオシマザクラ、ムラサキケマン、ヒメオドリコソウ、コハコベ、ナガバモミジイチゴ、ツクバキンモンソウ、クサイチゴ、ツボスミレ、タチツボスミレ、コバノミツバツツジ、カキドオシなどが出迎えてくれました。アケビの花を見ていると、隣にアケビの仲間の花も咲き始めました。
アケビのようにつる性のムベ(アケビ科)です。この実はとても美味しいのです。昔は、関東より西側は、この実を食用としていたようです。近江で健康そうな老夫婦に、天智天皇が不老長寿の秘訣を聞いたところ、この実を食べているおかげという話をし、この実を天智天皇が食し、「ムベなるかな」と言ったことから、ムベ、という名前になったという説があります。
その先に、赤い花だろうか?と近づいて見ると、花ではありません。
アカメガシワ(トウダイグサ科)という木の芽から葉が出てきたところです。どうしてそんなに赤いのでしょうか?
出てきたばかりの葉は強い紫外線には弱く、アントシアニンを出して葉を赤くして細胞の損傷を防いでいるのです。私たちが紫外線にに長く当たると肌が赤くなるのと同じですね。この赤い葉を紙に押し付けると、葉っぱのハンコを押したように写ります。子どもにしてやると喜びますよ。
前回は、コバノミツバツツジの花が満開だったのですが、峠を過ぎて、今度の出番は、ヤマツツジの赤か、と思っていたのですが、蕾は膨らんでいますが、咲いていませんでした。咲いているのは、下のツツジでした。
モチツツジ(ツツジ科)です。ピンク色の柔らかそうな花です。ガクや茎にある腺毛から粘液を出します。だから、触るとネバネバしていますよ。その腺毛をクローズアップしてみましょう。
ガクの腺毛が分かるでしょうか?粘液があるので、茎から這い上がってきた虫たちは、花まで行くことができません。ということは、この花の蜜にはありつけないのですね。飛んでくる虫だけに蜜を吸えるようにしているのです。飛ぶ虫は花粉を運んでくれるからですね。
今日は、天候が穏やかだからでしょうか?ウグイスがよく鳴きますし、黄色鮮やかなキビタキも私から2mぐらいの木へ飛んできて、呑気にしています。でも、私が写真をそっと取り出すとサッと飛び去ってしまいました。う~ん残念。
霧が谷コースから空池コースにうつりました。
池の植物は、まだ花はありません。
陽だまりの空き地にありました。
ミヤマキケマン(ケシ科)です。面白い形をしていますね。花の長さは約2cmで、一番に、蜜を隠しているのですね。そんなに奥にある蜜を吸おうとするには、長い口がなければなりません。
そう思って隣をみるといました、いました。
この写真の真ん中あたりにいるのが分かりますか?カキドオシ(シソ科)の花に首を突っ込んでいるのは、ビロードツリアブ(ツリアブ科)です。首を突っ込んでいるので、口が長いということは分かりませんね。そこで、長い口を写真に撮ろうと粘ったのですが、あちらへこちらへ飛ぶので上手く撮れませんでした。またもや残念。
虫たちもだんだんとうごめき始めました。トカゲも見かけました。
ガイドハウス発の自然探索ツアーは、出発時間が30分早くなって、土日祝日の10時30分と13時00分です。ぜひ、六甲山ビジターセンター・ガイドハウスにご来館ください。
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