六甲山ビジターセンター Mt.Rokko Visitor Center

六甲山の学び

“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.

てんきとくらす

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2023年7月14日

霧の六甲山もまた楽し

7月も中旬になり梅雨も終盤が近づいています。昨日の雨は上がりましたが、街から見る六甲山は雲の中で、山上に上がってみると濃い霧に包まれて視界不良の状態です。

その霧に包まれた森の様子を見たくて森に入ってみました。

霧に包まれた森の樹々は、幻想的な姿で迎えてくれます。

霧に包まれた森の表情1

 

霧に包まれた森の表情2

 

霧に包まれた森の表情3

 

うっそうとした六甲ブナの大木

 

高山植物園の針葉樹の森

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六甲山は雨が多く、年間降雨量の統計データによると六甲山南麓では 900 ㎜~1,400 ㎜、山頂付近では 1,500 ㎜~2,000 ㎜とされ、温かく湿った大阪湾からの南風が山の南斜面を上昇して雲をつくり、雨を降らせるため、山頂付近の降雨量が多くなるのです。

今の時期の朝は毎日のように霧に包まれ、六甲山の豊かな植生はこの霧と降水量に育まれているのです。

霧に包まれた日には、普段と違う自然の姿を見せてくれます。自然の恵みの雨・霧のお陰で、樹々の葉は生き生きとしています。

コハウチワカエデの葉

ウリハダカエデの葉

リョウブの葉

ウツギの葉

ドウダンツツジの葉

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膨らんできたサルナシの果実には、たまった水滴が集まって大きな水玉ができています。

サルナシの実にも大きな水滴が

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クモの巣には、水滴がつながって数珠玉のような幾何学的な模様が現れました。

水滴るクモの巣

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お昼前になると霧が上がってきてたので観察コースを歩きました。夏咲きの花達が可憐な姿に衣替えして迎えてくれます。

キツリフネの花

オカトラノオの花

アカショウマの花

アキノキリンソウの花

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ビジターセンターに戻ると、梅雨の代名詞であるアジサイが出迎えてくれます。

 

館内では、チョウの生態を知ってもらう企画展示を本日から開催中です。

チョウのひみつやおもしろさを、子どもから大人まで楽しみながら学習できます。

 

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