2024年8月3日

いよいよ8月

8月に入って猛暑続きです。熱中症警戒アラートが発表されるなど、不要不急の外出行動を控える毎日ですね。

六甲山はすっかり夏姿で、樹木が生い茂って深い緑色に包まれています。樹木の多くは春から初夏にかけて花を咲かせ、これからの季節は果実を実らせるので、8月は花が少ない季節です。それでも山を眺めると所々に白い花が咲いています。近寄ってみるとリョウブです。今の六甲山で遠方に白い花が咲いていたらリョウブかもしれませんね。

枝先に総状に花序を伸ばして小さな白い花を付けます。花は小さくても接近してみるとしっかり花の姿かたちをしていますね。

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アジサイは初夏の六甲山を代表する植物ですが、まだまだ花が残っています。8月によく見られるのはノリウツギとタマアジサイです。記念碑台には両方が植栽され、ちょうど花の時期です。タマアジサイはつぼみが可愛らしい球形をしていて、記念碑台の駐車場で観察するとつぼみから開いていく様子がよくわかります。

＜タマアジサイが開花する様子＞

 

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真夏なのに赤く色づいている葉を見つけました。ツタです。

強い日差しに抵抗するためアントシアニンを蓄えて葉を守っているのでしょうか。他にも紅葉が進んだような植物が見られるので、今年の夏の暑さは植物にも刺激が強すぎるのかもしれませんね。

 

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夏は果実を成長させる季節ですが、どのような様子でしょうか。

シラキは美しい紅葉で知られますが、果実は３つに分かれて膨らんでいます。

サルナシの果実は、キウイに似て美味しいことで知られていて、結構大きくなってきました。

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足元に咲く草花は、春の花が終わって夏の花に置き換わり、秋の花が始まろうとしています。

アキノタムラソウは山上でよく見られ、「アキ」という名が付きますが花の盛りは8月です。

これからの季節はキクの仲間達が咲きだしてキクの季節を迎えます。

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この猛暑の夏を私たちは人工的な手段で乗り切ろうとしています。山の植物たちは、夏をどうやって耐え忍んでいくのでしょうか。