六甲山ビジターセンター Mt.Rokko Visitor Center

六甲山の学び

“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.

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2024年9月18日

六甲山はキノコがいっぱい

六甲山ガイドハウス朝10時の気温は24℃。今日は記念碑台周辺のキノコを探して散策しました。六甲山はキノコが多く、遠くからキノコを見に来られる方がいます。名前はよくわからないのですが、写真を撮ってきました。

       

  

ホテルコースではテイショウソウのつぼみが見られ、花が咲くのが待ち遠しいです。花が疎らにつくハナタデもいたるところで咲いていました。

 

テイショウソウ(キク科)葉の表面に白い斑     ハナタデ(タデ科)花が疎ら

可愛いツユクサも咲いていますが、この花は午後には閉じてしまいます。6本の雄しべがありますが、よく目立つ黄色い短い3本のπ形の雄しべと中位のY形の雄しべ1本は仮雄しべで虫を誘う役割を果たしています。長い2本の雄しべは完全な雄しべで花被から突き出ています。咲いている時間が短いので、虫による受粉の確立は少ないが、花が閉じるとき、雌しべと長い2本の雄しべがくるくると巻いて自家受粉して種を作ります。

ツユクサ(ツユクサ科)

ヤブカラシも咲いていました。関東ではほとんど3倍体(葉は5個の小葉からなる鳥足状複葉)で種を見ることはできませんが、関西では2倍体(葉は3小葉)もあり、種を見ることができます。

ヤブカラシ(ブドウ科)

ヤマノイモのムカゴもありました。これは炒って食べたり、ご飯に入れてムカゴご飯にしても美味しいですよ。

ヤマノイモのムカゴ

これから気候も良くなりますので、六甲山で色々と楽しんでください。

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