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六甲山の学び

“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.

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2018年9月2日

六甲山も初秋の装い

・・・山路来て 猛暑優しく なりにけり・・・

ハイキング道の足元には、ミズヒキ(水引)が見られます。
花の色が紅白で、お祝いとかの封筒につける水引に似ているために
この名が付けられたようです。
一見、赤い小さな粒々にしか見えなくて、
あまりにも小さな花で、何気に通り過ぎてしまいそうですが。。。

花が開くと上半分が赤色、下半分が白色になります。


葉は幅広い楕円形で、黒い斑紋があることが多く、
鼻緒のようなきれいなハの字の班があります。


ミズヒキ(水引) タデ科 ミズヒキ属

花が咲いている時期の全草は、
止血、鼻血、内出血、腰痛、胃痛の痛みを緩和する薬として用いるそうです。
生薬名:金線草
この花のところだけが輝いて見え、エキゾチックな雰囲気さえ見せる特徴的な花です。

 

山の案内人の観察コースでは、こんな花も咲いています。

ヤマジノホトトギス
白地に赤紫色の斑点がなんとなく、おしゃれさんです。
妙なるかな。。。自然の造形
人には見えない妖精たちが喜々としてメリーゴーランドを楽しんでいるような、
そんな情景を思い浮かべてしまいますね。
英名では【toad-lily】(ヒキガエルのユリ)
花の斑点をヒキガエルの斑点に見立てたものだそうです。
中国では【油点草】 葉っぱの表面に黒い油のしみに似た斑点がみられることから。
ところかわれば、物の見方も変わり、名前のつけかたもそれぞれでお国柄がしのばれます。

 

記念碑台交差点近くでは、夏の名残りのこんな花も。。。

メガネツユクサ(眼鏡露草)/フクリンツユクサ(覆輪露草)
花の周りには、清楚で静やかな空気が漂い、
透き通るような青色のグラデーションがとっても素敵です。
まるで 朝の一服の清涼剤のように、幻想的な雰囲気をもかもしだしてます。
花の命は短くて、 昼にはしぼんでしまう、儚い花です。

 

二つ池周辺では、小さなモリアオガエルもまだ見られますよ♪
山の案内人さんによる観察会で子供たちに大人気だったそうですよ。

 

そして、タイガースカラー!!

キンモンガ(金紋蛾)チョウ目 アゲハモドキガ科
黄色と黒で鮮やかな模様の、まるで、蝶のように美しい蛾

蝶と蛾の区別って??
じっと止まっている姿、翅を広げて止まっていても、
前後翅の重なり具合は、なんとなく蛾の雰囲気を醸し出していますよね。
何を根拠にすれば両者を分けられるかということになると、
いろいろ観点を変えてみても、どれにも例外が出てきて、
とどのつまり、明快には分けられないそうです。

みなさんも ぜひ、探してみてくださいね♪

 

ガイドハウス前の植栽のヤマボウシの実
個性的な 見た目のせいで、果実が食べられることを知らない方も多い。

 

六甲山上も9月を迎えました。
記念碑台交差点にあるガイドハウスの午前9時の気温は21℃。

残暑は厳しいものの、陽の光は日々柔らかさを増し、
爽やかな風が森の木陰を吹き抜けます。

また、台風が近づいていますね、勢力も強いようです。
みなさま十分にお気を付けてお過ごし下さい。

 

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