“Facility introduction”, “Guide tour”, “HighKing trail” is translated into English.
2022年1月19日
今朝(1/19)、これは氷点下だろうとケーブルで上がると、9時半の山上駅気温は、1℃でした。意外と風もなく寒さ控えめ。今日は、山上周辺の冬の池巡りです。
いつものように記念碑台に向かう途中では、地蔵池。
この地蔵池は、地図によっては西松池とも書いてあります。氷が見えたので、石を投げてみると穴があきました。氷の厚さは薄いようです。
記念碑台に着いてツゲ池を見ると、
氷の上に雪が積もり、折しも太陽の光が燦燦と降り注いでいるので眩しいぐらいでした。
スギ木立の影もくっきりと雪上に浮かび上がっていました。
記念碑台の駐車場に行くと、望遠鏡を構えた方が一人。フィーフィーとの鳴き声。
ウソ(アトリ科)の姿を見つけたので、大急ぎにカメラを取り出すも間に合いませんでした。
申し訳ありませんが、ウソの写真はアップできませんでした。
今冬、初めてのウソの到来を観ました。
どこかにいないかな?と探すうち、木の芽に目がいきます。
駐車場の脇にあるコブシ(モクレン科)の冬芽が、青空に映えていました。毛がフサフサとして目立つ芽は、春に花が咲きます。あまり目立たない芽は、春に葉が出てきます。
山上の北側のホテルコース(観察コースの一つ)に入りました。
階段をおりて北側の斜面を見ると、グッと雪が多くなります。
そこから、3分ほど歩くと、二つ池です。
この池は、武庫川の源流の一つです。大きめの石を投げてみましたが、簡単にはじき返されました。これなら、スケートもできるかもしれません。以前は、六甲山上の池で盛んにスケートをしていたということです。やはり北側は気温が低いことがわかりますね。
観察コースのヴォーリス山荘方面コースに向かいました。
途中で、アオキ(アオキ科)がしょんぼりとしています。
写真のように、葉が全部垂れ下がっています。幼稚園の児童なら、元気がないねぇ、と言いそうです。どうしてでしょうか?水分が足りないので垂れているのでしょうか。同じように垂れている木がないか、探してみると、シロダモ(クスノキ科)の葉も垂れていました。どちらも割合大きな葉です。ということは、雪が葉上に溜まらないようにする工夫かもしれません。
近くにあったマサキ(ニシキギ科)の小さめの葉には、たっぷり雪が積もっていました。
次は、ヒョウタン池です。
これが池ということがわかるでしょうか。真っ白なので、分かりにくいでしょう。
真ん中に島のように、木の塊があるのがわかりますか。これは、池の中の小島なのです。
昔は、池が凍って、その氷を切り出して、町へ運んでいたのです。小島があると、氷が切り出しやすかったようです。六甲山の登山道で、アイスロードと言う名前があるのは、この氷を運んでいた道なのですね。
次に、観察コースの空池コースの空池に行きました。
空池です。氷の間からガマなどの水草が出てきているのをみると、荒涼たる趣がありますね。
ここの氷は、分厚そうでした。
山上付近の五つの池をまわりました。
記念碑台に帰る途中、雪をかぶったスギの枝がありました。下から見上げるのも一興だなあ、と思いながらビジターセンターに向かいました。
歩きまわるうち、思わぬ発見があるものです。
ぜひ、六甲山で寒さを吹き飛ばしてくださいね。
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