2025年8月20日
六甲山ガイドハウスは午後1時半でも気温は25℃。風もあるので日陰では心地良い。
記念碑台駐車場の奥から、散策を始める。
下り階段の途中には、エゴノキの実が大きくなっている。
この実の中には、サポニン成分が含まれ、実を砕いて水に入れると泡だつ。
実を見ていると目の前を横切るものあり。じっと様子をうかがうと、茎にとまる。
アキアカネである。暑い夏は山にいて、涼しい秋になると山麓におりていく。
しかし、今年の夏は長いから、トンボさんも苦労するかな~なんて思う。
虫を気にしだすと、目につくものである。よく足元にも飛んでいるチョウがいる。
ヒカゲチョウだ。羽に目玉があり、それが蛇の目に似ている?ということからジャノメチョウ科
という仲間に入っている。また、同じようなチョウがいる。
よく似ているが、これは、クロヒカゲだ。目玉模様の位置や数が少し違う。
この蛇の目模様は、天敵の鳥たちから身を守るためという説もある。
よく目立つ黄色の虫も発見。
キンモンガという。これは、目立つけれどもチョウではなくガの仲間です。
黄色と黒の目立つ色は、タイガースではなくスズメバチの模様を模して、鳥につかまらないようにしているのかもしれない。
今度は大きなチョウです。どこかの葉に止まってと念じるととまってくれました。
逃げないでじっとしていて、と言うとシャッターを押すまで待っていてくれました。
アサギマダラです。アサギマダラは、台湾や南西諸島から、何世代か代わりながら
春から夏にかけて北上してくるようです。秋には南下していくそうで、今はまだ北上中でしょうか。
その近くにこんな虫もいました。
アブです。それもムシヒキアブの仲間だ。アブとハチの違いの一つは、触覚の長さである。
ヤブランの花の周りを忙しそうに働いているハチがいました。
トラマルハナバチだ。
動き回るので、ちょっと写真の鮮明さがないので、触覚の長さはわかりにくいですね。
最後に、日向に出ると、ひらひらと飛んだりとまったりと落ち着きのないチョウがいました。
ミドリヒョウモンだ。このチョウの模様は、豹柄である。
チョウたちの模様は何か訳があり面白いものである。
その他、写真には撮れなかったが、ジャコウアゲハ、モンキアゲハ、セセリチョウの仲間、シジミチョウの仲間、ミスジチョウの仲間など、チョウをよく見た。ブーンという速さで大きな緑色の目を輝かせてオニヤンマがかっこよくも飛んでいた。
途中、大きなカメラを持った方がおられたので、「野鳥来てますか?」と聞くと、「コルリを見ましたよ。」とのこと。
六甲山の生き物たちは健在だなあとうれしい散策の日でした。
これからは、秋の自然が頭角を現してくる時期です。ぜひ、六甲山はお越しください。
9月の初めまでは、六甲山ビジターセンターでは、チョウ展を行っています。
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